花の里日記 2015.11.21 272 土曜日 (曇り) 落葉の林 今日は仕事も一段落していて久しぶりに山に行こうと色々と道具を車に積み込み10時すぎに出かけた。 仕事は別荘地の手入れや物件の調査等でこのところ田舎を飛び回っていた。 最近は秋雨前線の影響でなかなか空がすっきりと晴れない。 もう道の紅葉はほとんど無くて杉などの針葉樹の緑が目立つ位。 田舎の秋祭りや神楽も済んでいるのだろう。 たまに神社辺りに幟が出ている位だ。 山に着いて見ると道に厚い落ち葉の絨毯が敷かれていた。 例年の倍は厚みがあるだろう。 もう黒文字や白文字等早春に咲く木には蕾が一杯見られた。 今年の雨と熱めの夏で木たちは順調に育ったのであろう。 落ち葉の下には沢山のドングリが落ちている。 動物たちも植物から沢山の実りを得ているのだろう。 そう言えば熊も里に出てこない。 来年も見事な木の花が見られそうで期待している。 ブロワーで40分程度進入路の落ち葉を法面に吹き飛ばして綺麗にしていた。 今日の気温が高いせいか小さな虫が顔の周りに飛んでくる。 11月とは思えない気候ではある。 上部の森の中にはベージュ色(白っぽい枯葉色)のうすばふゆしゃくが数匹ヒラヒラと飛び回っていた。 初冬らしい風景ではある。 キノコはと見てみたが、なにも見つからなかった。 午後からは野草園への通路の落ち葉をブロワーで飛ばしていたが、ガソリンが無くなりあとは手作業で清掃していた。 焚火は落ち葉が綺麗に燃えてなかなか気持ちが良かった。 焼き芋をすれば最高なのだがなにせ時間が無い。 焼き芋の材料は鹿児島の白い芋が美味しいのだが。 その道の隅や中央部は車のタイヤが踏まなくて柔らかいのかインシシが掘り返していた。 ここの道は砂利敷で落ち葉が溜まるとすぐに猪が道を荒らすので早く清掃しないといけない。 砂利道はなかなか風情はあるのだが手はかかる。 そこの法面の草刈りもついでにしていた。 小さな野鳥たちは集団になり時々姿を見せたりチイチイと言う鳴き声も聞こえる。 また野鳩の声もしたりする。 たまにギャーギャーと言うカケスの声もする。 杉の森も付近にあるので彼らが現れるのだ。 小鳥を襲うので私はあまり好きではないのだが。 野草園では枯草が目立つので少し切って綺麗にしていた。 そうこうするうちに暗くなり始めたので花の里へと帰った。 花の里も数日前に枯れた茎を草刈り機で綺麗に刈っておいた。 今日はもう20年になるか、隣地との境界側に植えていた水木やえごの木が大きく育って周りの日当たりが悪くなったので思い切って切ってしまった。 別荘地と言えども隣の日照を妨げるような木ではしかたない。 直径は20センチ位だった。 野鳥が最近はこの木に良く来ていたのだが残念。 今度は小さめに茂って呉れればいいのだが。 年月の経過は早いものではある。 まあ下に植えている宿根草たちが元気になって花を咲かせてくれるだろう。 こうして一日元気に動けて良かった。 前回の花の里の草刈りした時、朝に霧が一杯で面白い風景が見られた。 それは庭に植えていた山法師等の小枝に蜘蛛の巣が沢山あって霧がかかって真白に見えていた。 初めてこんなに沢山の巣が見られたのである。 今年は虫たちも元気に繁殖していたのであろう。 自然の妙に感嘆した私ではあった。 朝霧と蜘蛛の巣 奥は道を隔てて神社があり杉の森である 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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