花の里日記 2015.8.23 264 日曜日 (快晴) 秋の初め 数日前に県北の高原に行ってみたらもう初秋の花が一杯。 薄(ススキ)や萩、女郎花(おみなえし)も賑やかに咲き始めていた。 桔梗も盛りでもう秋の七草もせいぞろいと言った感じ。 野辺で咲いていた桔梗 河原撫子は咲いていると色が綺麗なのだがなにせ数が少ない。 河原などが好きな花なのだろう。 葛は雨で葉が目立ち、花が大きな葉に隠れていて色も薄いので目立たない。 沢ひよどりやひよどり草等は花が白いので良く目立っている。 草原では薄にならんで大犬蓼(おおいぬたで)も大集団で咲いている。 また雌待宵草(めまつよいぐさ)の黄色の花の集団も咲いていた。(下の写真) 白い花は箆葉姫女苑(へらばひめじょおん) 右下の赤紫の花は我木香(われもこう)で山の野草園でも咲いている 湿地では雄宝香(おたからこう)の黄色の花や田村草(たむらそう)の藤色の花がこれも咲き始めている。 田村草は草原に主に咲くのだが、ここでは湿地の傍で咲いている。 ここの高原では気温がもう低くなってもう初秋なのだろうと思う。 こちらの山の別荘地でも気温が高くても27〜28度で最低気温は20度を割っている。 今日は朝早めに出かけて暑い道の草刈りをなんとか午前中に済ませた。 作業をしていて目まで汗が落ちてくるのだが我慢していた。 蚊やブヨやアブが飛んでくると首に巻いたタオルで、はたいては防御していた。 木陰に入り休むと涼しくて休憩はもう楽。 つめたい水を飲んで元気回復だ。 野草園では田舎菊の白い花がもう咲きだした。 更科升麻(さらしなしょうま)の花芽も伸びてきた。 道沿いでは男郎花( おとこえし )や猪独活(ししうど)、牡丹蔓(ぼたんづる)の白い花が花盛り。 野鳥の囀りはもう無くてキツツキや山鳩などの声がするだけでこちらは寂しい。 午後からはのんびりと林の木の下の木陰でそれらの大木の下枝を切って通風や下木や野草に陽が当たるようにし、 また道からの眺めが良いようにしていた。 去年と今年の多雨で山の樹木の太りや葉の付きかたは凄くて、大風等が吹くとすぐに枝が折れる位に軟弱になっている。 で枝を間引きしたり伸びた枝を短くしたりして林が明るくなるように整備している。 地面のキノコたちはぼちぼち生え始めている。 ようやくここの山も湿気が減り始めてわりに過ごしやすくなってきている。 焚火で楽しめる日も近い。 帰りにまた瓜坊を見た。 この子は家族と離れて孤児となっているのだろう。 1匹では可哀そうもあり、見ていると可愛いが、また山の野草を荒らされては困るし、でもそれも宿命かと諦めている。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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