花の里日記 2014.10.2 236 木曜日 (雨) 自然災害 2 今日は雨模様の秋の日でのんびりしていた。 このところ民家の整備で、ばたばたと現場で作業をしていた。 そこは人と自然が接する場所で生物も多い。 鳥や獣(猿も)、昆虫、爬虫類も出てくる。 さすがに熊や鹿は出てこないが。 生活するには面白い場所で若ければ自分が住んでみたいなと思った次第。 都会を離れての生活をするにはベストの場所だと思った。 緩斜面で土砂崩れもしそうにないし土地も広い。 田舎の家は元来農地が優先するので、その農地の端にある狭い山の隅に立っている事が多い。 まあ農地が少ない広島県の事なので他に共通しないかも知れないが。 今の現代では災害の少ない日当たりの良い農地の真ん中に家を建てるのがベストであろう。 昔、お上に年貢を差し出す農家の苦労が思われるのである。 今は政治家や公務員に無駄に使われている税金を安給料の中から差し出す今の労働者にも言える事であるが・・・ 数日前の月曜日に岡山の湿地へ野草を見に出かけた。 2ケ所見たがぱっとしなくて寂しい湿地や湿原であった。 赤い八丁トンボが飛んでいるのが可愛かった位で。 それに比べて広島の八幡湿原の今年の野草の花は見事であった。 八幡湿原を再生している地元の労苦には頭の下がる思いである。 岡山では中部に高梁と言う古い町があるが、そこに残っている侍屋敷を見せて貰った。 月曜日の昼下がりで観覧の係をしている人も食事後で閑散としていて居眠りをしていた。 なかなか平日にいつ来るかわからないような施設の番をするのは大変な仕事であろうなと思う。 そこでゆっくりと昔の侍の生活と家を垣間見せて貰ったのである。 そこは民家と違い家の天井高はしっかりとあるが、こじんまりしていて質素ではあった。 別棟の浴室も井戸から汲んで土間で薪で沸かし風呂に運んで入浴したのであろう。 台所も小さく生活を手助けする人の部屋も3畳位の板張りの小部屋。 こんな生活をしていていざ戦争となれば命をかけて働くのであるからそれは大変。 山口県や四国の田舎では農業をしながら、いざ戦争となると侍になり出兵すると言った話を聞いた事がある。 なかなかうまい考えではある。 私の若いころ地方公務員は農業などをしながら安い給料で働いていた。 なにか似ている感じがするのである。 岡山の侍の家を見させて貰ってこんな思いがした。 また岡山の特徴である鍾乳洞の一部である羅生門を見て来た。 自然の中の岩がなんとなく雄大に見える。 湿気が多くてそれに合う植物が多かったが残念ながら新しい植物は見つけられなかった。 今年も庭のジンジャーの白い花が見事に咲いて呉れた。 雨が多くて暑いのが故郷の熱帯の感じだったのであろうか? 紅茶に入れて香りを楽しみ飲んでいた。 それに比べて花の里の秋の花は伸びすぎて雑草も繁茂し太陽不足で花の発色も悪くて最低であった。 まあこんな年もあるのであろう。 広島の大雨による土砂災害に比べれば軽い軽い。 6日前の木曾の御嶽山の噴火は凄かった。 登山には良い季節で誰でも登りたくなる時期である。 丁度噴火も真昼で登山者が頂上に達している悪い時間帯であった。 今回も予報がまずくて、微動が発生しているので登山は要注意の報道などがあれば災害も最小限に済ませられたのにと思うと残念であった。 日本の警察と同じで、官僚や公務員が事故や災害が起きてから対策を取ると言うのはいつもの事である。 この悪弊を断ち切り本当の人の為になる地方自治体を、ここで作り直さなくてはいけない。 これから維新の党による行政改革や道州制に期待しようではないか。 地方から東京に集まった税金を、その地方に残して再配分し、地方が自分で考え自分で政策を決めると言う事。 最近はイギリスのスコットランドやまたスペインの地方の自立運動が、なにか世界的な政治行動を感じさせる。 労組の代表である民主党や、また官僚や土木屋や大企業の代表みたいな自民党ではこの改革など出来そうもないのである。 今年は雨が多く盛大に咲いたジンジャー 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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