私の花図鑑          花の里日記  2013.9.14   200

         土曜日 (晴れ)  異常気象と異常政治


 この日記を書きだしてもう200号になった。
気が向くときに書いているので私にしては良く出来た事であると思った。
こんな私のページを見て呉れる読者にも感謝である。
最近よく感じる事であるが今の人は目標をすぐ変えてしまう。
まるで日替わりのように。
やはりこれがしたいと自分が思い描いた事は、変えず気長にやり通す事が必要だと思う。
これは今の日本社会にも言える事ではないかと思う。
日替わりでころころ変わる目標では日本が三流国に成り下がるのでないか。

 昨日は山の別荘地の木の手入れをしていた。
最近はそれが日課となっている。
それで大きくなって茂り過ぎた林の木の間引きや枝の整理をしている。
手入れをすると自然がすっきりして眺めも良くなる。
動いていると汗が吹き出し、いつも目に入ってきて困る。
今はアブや蚊が少なくなって割にそちらは楽であるが。
昔、父は作業するとき額に鉢巻をタオルでしていた。
そんな事を思い出したりする。

 野草園はこの夏の暑さで咲く花が少ない。
それでもようやく晒菜升麻の白い花が咲きだしてきた。
萩やススキ、山ホトトギス、秋丁子、田舎菊、ワレモコウ、吊舟草、深山ママコナ等が咲いている。
今年は天候異変で花たちも戸惑い、咲く時期が変化し、早く咲いたり遅く咲いたりしている。
残念な事にヒゴタイの花が風に負けて花が倒れていたがなんとか実は出来るのではと思う。
天候異変では人間も影響を受けたと思う。
異常気象で体調の維持も大変だ。
私は真夏でも週に2回は山で作業し汗をかいてきた。
そのせいかなんとか体調は順調である。

 行く道にはもうヒガンバナが咲きだしている。
この花は短日性で日の長さで咲くと言う。
今年の暑さは関係ないのであろう。
それとなんでもないヌルデの花が今年は見事で盛大に咲いている。
私もこんな咲き方は初めてのような気がしている。

 花の里は蝶が乱舞して賑わっている。
周りに発生した蝶たちが集まって来て花の蜜を吸ったり仲間で交流をしたりする。
遊んでいる様は見ていても楽しい。
今主に咲いているのは花虎の尾、秋明菊、ブットレア、秋海棠等。
花に来る蜂たちも蜜集めに大変。
花壇には雑草が入り込んでいるが、取る暇がなくて困っている。
がそれでも宿根草は負けないで茂り咲いている。

 世の中を見ると政治家は公共事業に大盤振る舞い。
オリンピック開催も絡んで公共工事が膨らんで来そう。
でもまたぞろ土建業はにわかに人集めをしなくてはならない。
家族を置いて現地に向かうのも大変。
継続的な事業なら長期の見通しも建てられるけど短期では困る。
今まで何回もこんな過ちを繰り返して来たではないか。
私は建築に関係してきたからそう思う。
日本は根本的な構造改革をして地道に長期的な発展を期さなくてはならない。
無意味になった規制を取り払い、新たな仕事を作り出し、この世に送り出さなくてならない。
税金を無駄に取り立て、ばらまくだけの政治ではどうにもならない。
根本的な構造改革の仕事が出来るのは公務員と政治家である。
改革が出来る人たちの健闘を祈りたい。
私たちは目の前の景気浮揚に騙されて進路を見誤ってはならないと思う。



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