私の花図鑑          花の里日記  2012.3.30   №179

         金曜日 (曇り)   曙の早朝


 今日はやっと春めいて風も暖かい日で民家の整備作業に出かけていた。
先週末からずっと作業を続けていたのでなんとなく体が動かない。
早めに切り上げて帰ってきた。

 昨日行った吉和の山ではようやく雪が消えて、雪解け水が溢れる渓流にフキノトウが緑色に
輝いて沢山と出ていた。
雲も無く晴れわたった夜は冷え込むけど、あの強烈な真冬の寒さには比べるべきも無く、
なんとかしのげる寒さである。
花の里でまだ暗い曙の朝にウグイスが小さい声だけどホーホケキョと澄んだ春の鳴き声を
寝ていた私に聞かせてくれた。
明けると一面の白い霜。
遠くの山はまだ残雪で白く光って見える。
でも朝日が射し始めるとまたたく間にその一面の霜は消え失せて、枯れ草色の地面の中に
くっきりと青や白のクロッカスの花が見える。
まだ芽の膨らまない庭の落葉樹の間を小鳥たちが巡回して回って可愛い姿を見せて
呉れたりする。
今年も春にはどんな花が見られるだろうと期待が膨らむ時である。
向いの山のスキー場の白いコースはもう茶と白のマダラ模様となりリフトは動かない。
スキー場のいつも鳴っている音楽も聞こえず、静かな里山の風景が戻って道の水仙が黄色
の花を咲かせるのを待つ早春の今である。
今年は野草園に民家で見つけておいた一輪草と二輪草を早速植えたいと思っている。


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