花の里日記 2012.2.29 №178 水曜日 (曇り) 暗雲 昨夜はみぞれ交じりの雨で寒かった。 起きて外を眺めると近くの山の上部には白い雪が積もっている。 空も灰色の雲が一杯に覆って暗い朝である。 どうも最近は頭の中がなんとなく重苦しくて、もやがかかっている。 日本全体が身動きが取れずに進路が見出せない状態と同じ感じだ。 日本の西北から日本海を渡り、中国(朝鮮)の共産政権やロシアの強権国家からの古いフアッショ的な冷たい風が吹いて来ている。 そこでは公務員のワイロ要求がエスカレートしており言論も統制状態。 おまけに頼りのアメリカは弱肉強食の資本主義の末路みたいな状況。 アメリカは軍事費に予算をとられて国民の為の施策が痩せ細ってきている。 沖縄基地問題もあるが、もうアメリカは世界の警察と言うか軍を縮小する時代になってきていると思う。 中近東の独裁国家もようやく良識ある人たちにより民主化されてきたので良い機会である。 とうの日本はと言うと戦後の長い官僚機構の固定化により行政が停滞してまるで改革が出来なくて、無駄な税金利用がされて国家予算の半分以上が借金という状態である。 民間の企業で改革が出来ないと倒産が待ち構えている。 まあ今の国の財政状況を見れば倒産状態であることは確かだ。 行政は原子力委員会に見られるように行政機関の関係者のお手盛りでシャンシャンとなんの検討も批判も無くすべてが進められて原子炉溶解に至った。 教育委員会も同じ。警察も同じ。県や市町村も同じ。裁判所も。 最高裁の裁判官の選挙?も選ぶ国民は訳がわからなくて罷免は一度も無いという選挙である。 それは一定の資格があれば、誰でも国民の為に選挙に出られると言う事では無いからである。 どこも天下りが横行して一番大事な警察にも交通安全協会というわけもわからない組織がある。 必要なら税金で運営すれば良いと思う。 一番大事な、改革を進めなくてはいけない国民の替わりの県や市町村の首長は既存政党関係の有力者がその席にすわり、労組や事業団体からの要望を聞いて官僚の言いなりで政治を進め、まるで国民全体の事を考えていない。 それでも名古屋や大阪や東京、世田谷区は首長が革新的で今までの無駄な行政を改め、今の時代に合うような施策を始めており少し希望が見えてきた。 私の応援しているみんなの党もある。 私たちは実績に少しは不安があっても、行政の改革に足を踏み出さないといけない。 日本の未来の為に。 官僚や検察、警察の悪事と言えば昔に大逆事件と言うのがあった。 今でも行政機関と検察、警察とがぐるになって、攻撃する人が出来ると軽微な失敗をついて犯人をでっちあげて冤罪とする事が多い。 事件の検察取調べの過程はいつでもあとで検証出来るように録画しなくてはならない。 評論家の植草さんや事業家の堀江さんの事件もこういったでっち上げを思い起こさせる。 ドメスティック・バイオレンス事件でも被害者が殺されてから警察が動くと言うような哀れな始末。 このような事を監視する国民の機関の設置が必要だと思う。 私は公務員や警察官そのものが悪いと言っているのではなく組織が自分から改革が出来ないと言っているのである。 今まで数人であるが素晴らしい公務員さんにも会った事があり感動した事もあった。 たいがいそんな立派な人は上役から煙たがられて窓際か外部団体に追いやられる。 今の行政機関や官僚の思いのままの監査委員会では、まるで監視が出来ず不幸な未来がこれからも我々に襲い掛かってくるだろう。 公務員の人も自分から無駄な事業や手続き、規制は無くするように努力しないといけない。 公務員の人に聞くと無駄と思える仕事でも本音では、それでは私の仕事が無くなるからと言われる。 暗い話で恐縮しているが、ようやく春の兆しがしてきている。 ようやく海岸地方の藪椿は赤い花を咲かせてきた。 もう花探しに出かける季節になって嬉しく思える。 まずは梅見に! 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |