私の花図鑑          花の里日記  2011.7.31   167

         水曜日 (曇り時々雨)   戻り梅雨


 最近は雨がよく降り、状況を思うのになんとなく梅雨の末期状況。
いまはニュースでも戻り梅雨?と言っている。
天候不順である。
昨日、つくつくぼうしの鳴き声を初めて聞いた。
虫の世界はもう盛夏である。
今日は午後遅めに近くの民家の整備に向かったが、雨がやんで安心していたのに
近くまで行くとそこに夕立が来て大雨。
しかたなく花の里に向かった。

 花の里は雨など関係ないように薄曇りで花たちは満開。
気温はそんなに涼しくはないが暑くもなく充分動ける。
しばらく花の手入れをした。
樹は延び放題で成長がすごい。
もう花の里も樹木が生長して自然風になり森の野鳥も気軽にやって来るようになっている。
花壇の宿根草は道にまで繁殖して繁りに繁っている。
その中に花魁草の赤やピンク、紫、白の華麗な花が満開。
また桔梗の青と白が爽やかな色をさせている。
内田ヒマワリの黄色。クロコスミアのオレンジ。
藪甘草もオレンジ、花笠菊のオレンジ、角虎の尾の白い花、
まだ大葉ぎぼうしの白い花も咲き残っている。
藤色のブットレアも株を成長させ多数の花をつけた。



 他の草原化した別荘地には草刈りした中にルドベッキアの黄色の集団があり
また別にはアメリカ菊の青い花の集団がある。
その中にはオレンジのグラジオラスの原種の花があちこと繁殖して咲いている。
緑の草原の中に色鮮やかな花が咲いているとなんとなく夏らしく綺麗だ。
犬胡麻等の野草も入り交じって咲いている。
都会の喧騒はここにはまるでなく花は競って咲き昆虫や蝶は飛び交う。
花の香りもしている。
野鳥も鳴いて緑は溢れている。
蝉もヒグラシを先頭に色々と鳴く。
田んぼからは蛙の鳴き声が響いてくる。
まるで天国のようだがこうなるには多大な労力を費やしている。
まあこれが私の楽しみなのであろうと自覚している。
ゆっくり入浴しながら、その花壇と暮れゆく外の自然の夕景を眺めている私である。
空の薄雲はまったく動かない。
風もない穏やかさである。
また音もなく今年の夏が過ぎて行く。
私は何十年かこの花の里と関わっているが、花たちは年毎に変わり又人も変わる。

 世相を見るとアメリカは度重なる出兵と軍事費の拡大で大不況。
日本は円高が進んでいるのにまるで無策。
景気はどん底状態でデフレ。
増税だけが先行しそうで最悪だ。
さりとて元の自民党に戻ってもどうにもならない。
中国は一党独裁の強権国家が長く続いて、まるで中東の国みたいで
早く普通の民主国家に変革してくれないと、その悪害ばかりが目立ってきている。

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