私の花図鑑          花の里日記  2011.6.28   166

         水曜日 (曇り時々晴れ)   梅雨明け


 今日も民家の整備に出かけて来た。
西中国山地は雲っていてそんなに暑くはない。
でも働いていると顔から汗が噴出してくる。
今年は春からずっと屋外の作業に週2回程度出かけているので、暑い夏でもなんとか動ける。
今の健康に感謝である。
ただ食べ過ぎだけはいけない。
つい動くと食べ過ぎて調子を落としてしまう。
私の悪い癖である。

 昨日は山口の山間部に鮎を食べに出かけて来た。
案の定安くて美味しい天然の鮎にありつけた。
そこは清流が多くてどこでも鮎料理が食べられる。
山の中で遠くて不便ではあるが、これも私の年中行事の一つになってしまった。
そこの渓流の岩場には大葉ギボウシの薄青い花が群れて満開であった。
それと走っていて山の中の稲田と里山が緑に輝いて、ことのほか美しい。
これも日本の美の一つであろうと思う。

渓流の大葉ぎぼうし
      
                             夏つばき  花蜘蛛がオシベの上にいる

 今山では糊空木や岩がらみの白い花、マタタビの白い葉が濃い緑の中で目立つ。
それと山の道の街路樹に夏椿が植えてあるが、またこれも白い花を見事に咲かせている。
なかなか自然の木は見られないが、少し山に入り探すとこの辺りでは大木も見られる。
それとネムの木の赤い花が一斉に咲きだしている。
これが中国自動車道の周辺で良く見られる。
中国自動車道は休日割引が無くなり一段と通行量が減ってしまった。
もう国道にしてフリーのハイウェイにしたほうが良さそうに思えた。
そうすればもっと地域振興も計れるのではと推測する。

 花の里は今年の梅雨の長雨で花たちが伸びすぎ、繁茂しすぎて通路も歩けない。
花笠菊は2mにもなって、下からその黄色い花を私は見上げている始末。
また半夏生はこれも葉を精一杯大きくして茂り、白い葉と紐のような花をつけている。
元来湿気の好きな野草であるので余計に茂っている。
この辺りの渓流はどこも水が満杯のようでざわざわと大きな音を立てて流れている。
源氏蛍もそれに負けないように夜は沢山出現して高めに樹上を舞って光っている。
森の湿地では姫蛍が少しではあるがチカチカと光る。
今の花の里の咲いている花は花魁草、内田ヒマワリ、桔梗、百合、アリストロメリア
クガイ草、藪甘草、ハーブの西洋弟切、ギボウシ類等が咲いている。
山の野草園は忙しいので見に行ってないが、鳥足升麻と岡虎の尾が最盛期
で花盛りだろうなと思う。
トンボも出現してくれたので蚊やぶよを食べてくれるので山にも出かけやすい。
それと今はヒグラシが元気に鳴いてくれるので夕方は気分的にも涼しく感じられて
高原の良さを教えてくれている。
今山は一度に夏がやってきた感じである。

 日記前のページへ 日記次のページ 日記の最初目次ページ 花図鑑ホーム