|
花の里日記 2011.6.21 164 火曜日 (曇り後晴れ) 蛍 今日は梅雨の前線が南に下がり、天気が久し振りに良くなった。 北の風が軽く吹いているが、なにか蒸し暑い。 明日が夏至なのでこれも止むをえないなあと思う。 民家の整備作業に出かけたのだが少し動くと汗が噴出してくる。 気温は26度程度だ。 これから来る夏の暑さが思いやられて気が滅入る。 花の里は京鹿の子が濃いピンク色をさせて開花してきた。 京鹿の子はオオトビサシガメによく花芽をかじられるのでいつも殺虫していた。 そのせいか綺麗に咲いて呉れたが一部はうどんこ病にかかってしまった。 雨が多かったせいだ。 それと他には蛍袋が本格的に咲き始めた。 白い釣鐘状の大きめな花だ。 今山間部の川では源氏ボタルが沢山出てきて夜は賑やか。 鑑賞する人も集まってきている。 強い農薬を農家が使わなくなったせいか、また洗剤が改良されたのか、 また山間部に下水処理場が作られたせいかよくわからないが、複合的に 環境が改善されたのであろうと思われる。 前日は錦川の上流の里に蛍見物に今年もと出かけてきた。 昼間には雨がちらほらしていたが、夕方からは止んで風もなく絶好の夜となっていた。 案の定に人の出は少なくて、また蛍は沢山光って綺麗な夜のショーを見せてくれた。 暗い森をバックに全体が波のように次々と光ってくれる。 まるでクリスマスのイルミネーションみたいに。 また空に上がると星がまたたくようで綺麗だ。 そこは道路照明も少なく通行の車もわずかなので見ていても気持ち良い。 また田の傍の草叢には平家蛍が小さな光でチカチカしていた。 これもまた可愛い。 それから出る季節が少し遅れるが森の湿気のある草叢には姫蛍がいる。 これも山では楽しみの一つで平家蛍よりは強い光である。 うっとおしい梅雨の季節、蛍でピカピカと気持ちも明るくなった夜のひと時であった。 これから露天風呂で降ってくる梅雨の雨をゆっくり楽しみたいと思っているが? また取れだちの新鮮な川の鮎を食べるのもこの季節の楽しみではあるし。 次には冷たい渓流でのソウメン流しもあるし、なぜか梅雨も忙しい私・・・ 詩の一人蛍 日記前のページ 日記次に進む 日記の最初目次ページ 花図鑑ホーム |
||