私の花図鑑          花の里日記  2010.8.8   136

         日曜日 (晴れ)   夏と自然の輝き

 今日も夏らしい天気で蒸し暑い。
山の野草園は気温が29度もありじっとしていても暑い。
今年初めて咲いたキスゲの花の茎に白いありまき(油虫)がついたので殺虫剤をまいた。
こんな山の中にもいるのが不思議だ。
木の下に植えていた狐の剃刀の花が咲いた。
ユリに似た花で葉が無い時期に花を咲かせる。
彼岸花をオレンジにしたような花。
盆近くなると咲く。
地面を覆うように沢山咲くと綺麗である。
樹上では初めてつくつくぼうしが鳴いている。
日暮しの蝉の声がしなくなると,なにか寂しいなと思う。
野草園には秋丁子が茂りに茂り、道にまではみ出ているので少し刈り取る。
それと山にはアブが多い。
車の窓硝子には時々衝突してくる。
中が黒いので硝子を認識しない虫なのであろう。
それにしてもうるさい。
アブは噛むとチカッとして痛いし、あとは腫れて赤くなり当分痒い。
それが多数で顔の回りを飛び回り面倒なので避難して花の里に帰った。
花の里ではルドベッキアの黄色い花と水色のアメリカ菊が、まるで野生のように
自然に群れて咲いている。
ルドベッキアの原種である大はんごん草も崖の法面などに生えて咲いている。
ようやくキリギリスも鳴きだし、いかにも夏らしい。
虹色の花魁草も強い太陽により輝きを増してまた魅惑的香りをさせている。
他にも赤や白、ピンクに青、水色、紫、オレンジ色と多彩な花たちが咲き誇る。
蝶は白、黄色の白蝶やオレンジ色の立羽蝶、茶系の蛇の目、黒や黄色の揚羽蝶、
他のあらゆる蝶類も花から花へ飛び回って蜜を吸ったり群れたりして、ひがな1日を過ごしている。
ここは自然のすべてがこの夏の暑さを享受して輝いて生きているように思えてくる。
はたして静観している私はどうであろうか?




日記前のページへ
 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム