私の花図鑑          花の里日記  2010.6.17   130

         木曜日 (晴れのち曇り)   小あじさいの青い花

 梅雨入りしてからようやく昨日と今日梅雨の晴れ間だったので、
これ幸いと山の草刈りに出かけてきた。
ウグイスは鳴き盛り、それにカッコウとホトトギスが周りで鳴いている。
お互いに子孫の存続で激しいやりとりをしているのだろうが、
鳴き声を聞いているのには穏やかな初夏の様子である。
この前紅花山芍薬が咲きかけていてもう花が開いただろうなと思って、
確認に行って見るともう花びらを散らして中の3つある種を立てている。
よく考えてみると蕾の状態が開花の時だったのだ。
なあんだと言う具合。
木に舞い付いている半鐘蔓が開花し始めた。
中を覗いてみても今は塊があるだけでオシベ等が判然としない。
小紫陽花の青い花が開き始めて良い香りがする。
野草園の中や周りで集団を形成してまるで小紫陽花園も出来ている。
ここの環境が合うのだろう。
少し山紫陽花のガク入りの花もあるがまだ色が濃くなくて少しあとのようだ。
他には沢ふたぎの白い花はびっしり枝について咲き綺麗。
今年はえごの木の花は数が少ない。
普段は地面が白くなるほど花を落としているのに今年はなんとなく寂しい。
そのかわり林全体の葉の緑は濃くて地面を暗くするほど茂っている。
こんな年は緑を楽しむ年なのだろうと思う。
笹百合の開花を心待ちにしていたが見に行くとまだ青い蕾。
笹百合は梅雨の暗い曇り空のなか草原で一人爽やかに咲く花だ。

 山の草刈りを終えて花の里に戻ると、そこは色々な花が咲き乱れている。
ここは冬が寒いので春に芽立って、ようやく花が開花する時期が梅雨あたりに集中する。
野の花も植えているのでそれらも咲いて花の競演だ。
でも見て呉れる人がいないのが寂しい。
栽培してるとついそんな気になる。
これが花を栽培する人の共通した心理だろうか。
それとも私だけの・・・・




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