花の里日記 2008.7.20 №95 日曜日 田舎生活 山はいよいよ緑深く、空は晴れて白い雲が湧き上がりすべてが光輝いている。 このような濃厚な自然の中にいると人は負けそうに思える。 そんな夏の盛りに森の下草を刈っていたら、今まで見たこともない花が、 暗い地面から葉もつけず立ち上がっていた。 10年位この山に来ているが初めての遭遇であった。 このタイプの花はたいてい蘭科のものであるのでピンと気がついた。 これが鬼の矢柄であろうと。 少し前に土あけびの黄色い花が咲いていたのでなにか共通するものがある。 こんな事を書いているのは夕方6時過ぎで太陽が西の山に沈んでようやく暑さも 収まり、あちこちから日暮しのさざなみのような鳴き声がする時である。 今日は昨日のように夕立は来なかった。 それで急いで家の回りに水撒きをしたところだ。 ここは標高が650m位で回りが山に取り囲こまれている為か夏は定期的に夕立が来る。 それと町とでは温度差が6度程度低くてその為植物が良く育つ。 日曜市に新鮮な夏野菜が沢山並べて売られており安くて便利である。 朝夕は温度が一気に下がり夏でも20度以下に下がる事もある。 不便な事を除けばそれが利点であろう。 今咲いている花は野草では藪かんぞうのオレンジとルドベッキアの黄色で 草原や道端に群れている。 ここ花の里ではシャスターデージー。コレオプシス。モナルダ。エキナセア。花笠菊。ストケシア。大葉ぎぼうし。クロコスミア。九蓋草等が目立つ。 この温暖化した夏の暑さに負けないで咲いているのは夕立と気温の差だろうと思う。 人間もクーラーなしでなんとか生活出来る。 水は地下水で15度位の天然水で、飲んでも美味しいし又ラドンの冷泉成分があるので 入浴も気持ちが良い。 まあこんな片田舎にいるので少しは利点もないといけないなと思っている。 今新顔でアンダンセラの白いグラジオラスみたいな花が咲いたので 早速カメラに収めた。 また今朝近くの滝に散歩に行った時、これまた初めてヒナノウスツボに会い 赤紫の小さな花を写せた。 早速ホームページのアップしようと思っている。 |
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