花の里日記 2008.6.17 93 火曜日 忘れ物 梅雨に入ったけどまだ雨が始まらない日。 深夜ふと眼が覚めた。 スイッチを消し忘れたラジオから岩崎ひろみの思愁期の歌が流れて、もうろうとした頭に突き刺さってきた。 遠くからきこえるともなしに蛙の合唱が響いてくる。 それは気持ちが良い音量だ。 2年前には隣は田んぼであれほどうるさく聞こえてきたが、今は埋め立てられて畑と住宅が数戸立てられている。 メールで花の名前を尋ねてきた見知らぬ人がいた。 回答したらようやく安心したと伝えてきた。 人は何か、し残した事があるような、また忘れて来たような気がして過去を振り返る。 ずっと昔の事もあるし、つい昨日の事もある。 こんな事書いていたらホトトギスが鳴いているのがベットまで聞こえてくる。 時はすぎるよ。時はすぎるよと歌っているように私には聞こえる。 不思議。 時は永遠に輪廻し変化し続け、人の時間はあっという間に過ぎ去る。 時間は午前4時。 なにか忘れていた気がして考え込む私であった。 ある人はこう書いてきた。 いつも追いかけられてる気がすると。 |
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