花の里日記 2007.12.11 №84
火曜日 テロ戦争
今日は雨模様でなにか気分が沈む。
でも今年は雨が少ないので恵みの雨と思えば気持ちも少し明るくなる。
最近はDVDの映画を借りていて返しに行くと、新しいものをまた借りて悪循環かなと思う。
以前はビデオテープだったのに、それも今では店の棚の下に押しやられて、カバーも色が醒めている。
今夜見たDVDは マイケル ムアー監督の華氏911だ。
以前に ボーリング コロンバインと言うアメリカの銃社会を暴く作品を見ていた。
また一月前位にシッコと言うアメリカの無保険社会を批判する映画があったが残念な事にそれは見過ごしてしまった。
だから華氏911を見つけると、ついそれを借りて帰り夜中に見ていた。
その映像にはブッシュ大統領と石油資本や兵器産業とのトップの癒着がまずあり、アルカイダから9.11ニューヨークのビルへの攻撃をされると、それを契機に攻撃に関係があると疑われた石油権益のあるイラクへの侵攻となり、下層のアメリカの若者がそのイラクで意味無く戦死する羽目になった経過を見せてくれる。
戦死した若者の母親がホワイトハウスの前で自分の無知を嘆くところで映画は終わる。
監督は自分自身でアメリカのすべての国会議員に自分の子供を戦場に送れるかと質問するが、多くの議員に無視されるし、実際議員の中で子供が参戦に志願した人は一人だけと言うその現実を見せてくれる。
それはベトナム戦争の終わりを再演しているようであり、また現在のアメリカの住宅融資にからむサブプライム問題も日本のバブル崩壊を予感させる。
現実には最後は庶民が苦しむと言った構図はいつも変らないと思ってしまった。
石油の高騰も一部の石油資本の陰謀でいまも庶民は泣かされている。
政治家はすぐに企業家のいいなりになり改革をしょうとしない。
先の日本の政治改革も小手先に終わり組織を変えただけで現実は何も変っていない。
この政治手法はいつも使われているのに?
騙されても気づこうとしない国民も無知である。
もう一つ。今でも日本に天皇がいるのは理解出来ない。
人間差別の原点だ。
古来の伝統は良い残し方があるのではと思う。
もう皇族を解放してあげて普通の人間にしてあげたら良いと思う。
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