私の花図鑑    花の里日記    2006.12.31   76

           日曜日   年末


 今午前2時。深夜になってしまった。
理由はつい音楽を聴いていたから。
ブルース スプリングスティーンのボックスレコード。
コンサートの録音である。
レコードの針が悪くなり注文してようやく針を購入したのである。
レコードは収集物みたいになってしまったが結構それなりに音も良い。
録音の悪いレコードはだめだが。
昔CBSに良い音のレコードが出てびっくりした事があったのを思い出している。
またレコードは作り手の映像表現がありこれも楽しめる。
もう販売されないものだから貴重かもしれない。
60年代に買ったサイモンとガーファンクルの水曜の朝午前三時のアルバムも良かったし、ボブディランの若者の絞り出すような声のプロテストソングも良かった。
初版本と同じ感じかも?
当時LP一枚が2,500円で今のCDと同じような価格である。
昔は給料に比較すれば高価だったかも知れない。

 話がよそにそれてしまったので本題に戻ろう。
彼の歌を聴いていて、つい音楽に引き込まれてしまう。
それは同時代を生きてきた共感なのか。
ロックそのものの歌なのか、その何かはわからない。
その歌はアメリカ人でありながらアメリカの、その長所ばかりでなくエゴイスチックな自分たちの短所をついて歌を聞かせて、その彼らの生きている時代の問題を暴いてくれている。
戦争、差別、貧富の差、若者の夢、人間の業(ごう)、資本主義の社会、教育問題。
それがごちゃまぜになって浮き出てくる。
下地にはフォーク、カントリー、ブルース、ポップスがある。
やはり彼の魂の叫びには感動してしまう。
久しぶりの夜更かしのロック聞きも楽しい。



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