私の花図鑑    花の里日記 2009.6.28    113


         日曜日   野鳥と森と自然

 このところずっと雨は降らず曇ったり晴れたりした空模様。
低気圧の前線は南の太平洋上に停滞している。
今朝は薄曇りで北の高気圧の下なのか涼しい。
昨夜は源氏蛍が飛んでいるかなと思って川を見たがまだ出てない。
ここは気温が低いせいか普通の里山より1カ月遅れだからと思った。
もうカッコウやホトトギスは鳴かなくなっており鶯や赤ショウビン、黒つぐみが鳴いている。
山桑の実が黒く熟れていて小さいが食べると甘い。
桜の実も沢山成っていて黒くなっておりつい食べるがほろ苦い。
野鳥は食べるものが豊富にあるのだろう。
子育てには丁度良い。
今庭先のソヨゴの木に追加でかけた巣にヤマガラが又子育てしている。
庭に出ているとジージーと鳴いて恨みがましく鳴くのでやむをえず離れると巣に餌を運ぶ。
最初の巣はもう巣立ちしたのだろう。
出入りしない。
古い巣は羽虫等がいて嫌なのだろうが贅沢な鳥だ。
普段はあまり人を恐がらないのに子育て中は極端に警戒する。
小さな鳥がこうして子孫を残すのも理解出来る事ではあるがそれにしてもうるさい。
秋にエゴの木の実を食べに来るときは可愛くて面白いのだが・・・・

 今年はシャスターデージーの花がことのほか大きくて白さが秀でている。
この花を交配して作ったバーバンクが、アメリカのシャスター山の頂の雪にたとえて命名した由来も
理解出来る美しさだ。
親のフランス菊も美しいがこちらは野草的で細い。
それぞれ美しさは特徴があり面白い。

 山の野草園に行くと鶏升麻が白い穂の花をあちこち咲かせて清楚で美しい。
小紫陽花は終わったけれど今度は飾り花のある青い山紫陽花が咲いてくれている。
又白い岡虎の尾が咲き出している。
桜草の仲間であるが強健で群生している。
白い山法師の花は終わりかけで、今度は泡吹の少しベージュがかった白い花が盛りとなった。
ここは普段あまり風の吹かない場所であるが、冬や夏は吹き上げてくる風が結構あり、昼間は木陰に座っていると暑さを忘れさせてくれる。
今はもっぱら山の作業は草刈りと木の間引きだ。
木が生長して空一杯枝を広げ葉を茂らせて地面はうすぐらくなってくる。
間引きすると太陽の光りがほどほどに射して夏でも快適になる。
野鳥も木々の間を飛び回って囀ってくれている。
日中は黒い揚羽蝶や立羽蝶の類も飛びだして高速で飛び回っている。
また夕方には蛾が森の中を乱舞している。
落葉の広葉樹林と言うか森は素晴らしいと思っている。

 追記 山ホトトギスの球根が猪に食べられた。
     笹百合も好きだがこちらも好みのようだ。
     栽培には注意!



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