私の花図鑑          花の里日記  2012.5.5   181

         土曜日 (快晴)   新緑の連休

 昨日は午前中は霧の様な小さい雨が降っていたが昼頃には止んだ曇りの日であった。
屋外作業には涼しくて動きやすく午後はずっと花の里の草刈りをしていた。
道の縁に積もった落葉も掃除して綺麗な道が出来上がった。
黄色の水仙は咲き終わり、次に白の水仙に花が変っている。
山吹の黄色い花や宿根フロックスのピンクの花、ムスカリの青い花が咲いていた。
花壇には雑草が沢山生え込んでいて抜き取る作業が次に控えている。

 今日はその作業も忘れて五月の快晴の空の下、気持ちよく山の野草園に向かった。
山の別荘地は新緑の柔らかい木々の中で輝いていた。
道傍には珍しい現象が起きていて筆竜胆の青い花が咲き満ちている場所があった。
雑木を刈り込んで6年程度になるであろうか、明るい春の陽光の下で見事に満開。
その代わり、その林の下に咲いていた錦衣の群落は消滅してしまい僅かに白い花を咲かせていた。
人間と同じで世代交代し変動して行くのは自然の摂理だと考えさせられた。
今年は山桜がなにか盛大に咲いてくれず淋しい限りである。
おまけに誰か侵入者によって、ある一本は長さ60cm程度に幹の肌の半分を切り取られていて可哀想だった。
残念ながら根から伐採しなくてはいけないけれど、すぐ傍には別の山桜があるので不幸中の幸い。
桜の木肌を何か装飾物にする積りだろうが心無い事をするものである。
別に今年は元の野草園に山瑠璃草が繁殖して、あちこちスカイブルーの青い花を咲かせてくれている。
また羅生門かずらも、これまた青い花を群れて咲かせていた。
大岩鏡もピンクの花穂を伸ばせていたし、風車の新芽も伸びて5枚の大きな葉を展開させていた。
錨草もピンクや白の花を咲かせていた。

 新野草園は樹木を間引きしたせいもあり、陽光が満ちて新緑も鮮やかでとても気持ちがよい。
今日は大瑠璃や目白が囀ってくれるし、たまにはフクロウの声もする。
ここの地面ではようやく春の花が咲き始めていた。
キラン草が青紫の花をあちこちで咲き誇って咲かせている。
桜草も咲き始めた。
また沢沿いには蘭の猿面海老根が長い花穂を伸ばして下向きに黄緑色の花を咲かせている。
今日も地面にある木々の散らかった枝を燃やして整理した1日であった。
先週に見た虫狩の木の白い花もう終わっていた。
これからは早春の黄色な木の花に変り白い木の花が咲き始めてくる次の楽しみがある。
また今年も活動する時が始まったなと思い、また鮎を食べに行く夏も近いと時の過ぎるのを感じていた。

   日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム