私の花図鑑          花の里日記  2011.2.28   151

         月曜日 (雨)   楽しめる農業


 昨日の夕方から雨が降り続いている。
さすがに春の雨でしっとりと柔らかに降っている。
今年は冬の寒さが強くて花たちも厳しい試練を受けた。
庭のフレンチラベンダーの古い株が寒さで枯れかかってしまった。
幸い下に種が落ちて2本ばかり新しい苗が出来ているので安心だが。
若い苗は寒さにも耐えて元気である。
なにか人にも言えそうな現象であるが・・・・
今でも咲いている山茶花の花を良く見かける。
普通は春先まではもたない花である。
梅は10日ばかり例年より遅れて一気に開花し見事である。
今年もまた定例みたいに梅見に出かけて来た。
梅は中国原産だが日本に古くから定着した花で香りも良く、民家等に咲いていると
なにか上品で奥ゆかしい気がする。
葉に先駆けて花が咲く木はどこか愛らしい。
早春に咲くから特にそう感じるのかも知れない。

 昨日は周防大島に仕事で出かけて来た。
去年通りがかった道沿いで見かけた紅梅が今年も見事に花をつけていた。
あれからもう一年たってしまった。
それを見てなにか時の移りを感慨深く感じてしまった。
今年は寒いせいか野鳥も人家近くで良く見かける事が多い。
彼らはまだ北へは帰らず呑気そうに日本の春を楽しんでいるようである。
羽根に包まれた体一つで日本のこの寒い冬を越した彼らには脱帽。
大島ではまだ鶯の初音は聞かない。
それでも枯れた草の中に青々と水仙が茂り白い花をそこかしこに咲かせている。
また梅も満開でいかにも春らしい。
おまけに赤い椿もようやく蕾をゆるめて開花し始めた。
私は草刈りの作業を寒くもない暑くもない薄曇りの日の中で楽に済ませた。
夕方から雨が降り始めて、まるで雨に追い立てられるように帰りをせかされた。

 大島では蜜柑園を購入して島の生活をエンジョイしている人がいる。
そこは甘い蜜柑が取れていつもここでその蜜柑を買っている。
農業も楽しめながら別荘生活を出来ると、地域貢献も出来るし美味しいものも食べられて
一挙両得のような気がする。
昔の小作農解放時代の農地法は全部止めて今の時代に合う法律にしてほしい。
なぜかと言うと古い農地法を盾にして役人や一部の利権を得ている人たちが
厳しい制限をかけてきて、農地の取得にはまことに障害が多い。

過疎の土地は老人ばかりで活気が無い。
やりたい人に門戸を開放しないと日本の地方は再生不可能である。

 もう一つぼやきを。
最高裁が国外に持ち出した国内資産の課税で、課税者の居住地を外国に認定し
相続税2,000億円を返還する判決を出したが、情けない判決と思った。
もっと国民の常識を裁判に導入しないといけない。
今は日本の組織そのものが古臭くなってカビが生えた状態だ。
選挙では腐った今の組織と考え方を変えて呉れる先進性を持った新しい人を
選ぶ必要がある。



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