私の花図鑑          花の里日記  2010.9.26   №140

         日曜日 (晴れのち一時雨)   遍路旅 2

 今日は温度が快適な上に湿度も爽やか。
花の里へ出かけるとコスモスや秋明菊が咲いていかにも秋らしい。
秋海棠もピンクに咲いているが夏の暑さに負けたのか葉が少し赤くなっている。
宮城野萩は今満開で草原では秋の陽を受けて薄の穂が白く輝いている。
女郎花は花の盛りを過ぎており鮮明な黄色が褐色がかっている。
藤袴は蕾でそろそろ咲き始めそうだ。
ここでは朝の温度が12度程度まで下がり初めている。
紅葉も近づいてきているなと思った。

  遍路旅 続き

 五色台下の大崎鼻は北が180度ぐるり海で沢山の島が見られ、対岸の本土まで見える。
西北には小豆島であろうか、大きな島みたいのが見える。
綺麗な多島美を眺めながらのんびりと東に走ると大きな街高松に入る。
丁度昼時間も近いのでやはり讃岐ウドンとばかりセルフの店に入った。
注文時に大ですか?小ですかと聞かれつい小でお願いしますと言ってしまう。
食べていると美味しいのでまた追加を食べたくなり、2回目の食事をしてまるで満腹。

   そこで一句   一杯が  二杯にもなる  讃岐うどん

   もう一つ     横見れば  食べっぷりいい  よその人
                      負けじと追加の  讃岐うどんよ


 お腹が満ちた所でまた車に乗り東に向かうと、正面に全体の周辺が岩の崖で上は緑の山の屋島が見えてくる。
ああ不思議な事にこの景色は以前、大山の船上山で見たものと一緒だなと直感した。
島と名がつくがそこは島ではなく半島である。
                          
半島の屋島を西より見る


屋島とは昔、平家軍が源氏と戦った屋島の決戦の地だと誰しも思い出す事だろう。
そこの屋島ドライブウェイを南から車で登るとすぐ右手(運転席側)の眼下にその檀の浦が見えてくる。
ここは那須与一が平家の舟の扇を弓で射た故事で有名だ。
下関の源平最後の決戦の地は壇の浦で一字違い。
      
屋島より東を見る   檀の浦と五剣山が見える  (写している私がいる場所が屋島)
 

しかしもうその浦の大半が埋め立てられて宅地となっていて、長い時の経過が思いやられる景色ではある。
浦の海の向こうはやはりこちらと同様の半島になっており、中央に岩山の五剣山が眺められる。
頂の一つは近年崩壊して四峯しか今は無い。
半島北の半分は削り取られて地肌がむき出しになっているのだが、ここは有名な庵治石の石切場である。
五剣山の麓には88ケ所のお寺 八栗寺がありそこに登るケーブルカーの道がはるかに見える。   参考:五剣山登山ページ

なかなか良い眺めだなと思いながら手前の屋島の道を上がると大きな駐車場に着き、なぜか人が一杯。
ここは同じく88ケ所のお寺 屋島寺である。


  参考:広島の安芸太田町に那須の与一の墓あり
  広島の安芸太田町には那須と言う地域と与一野と言う地域がある。  与一野桜を見る
  

  3ヘつづく


日記前のページへ
 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム