陶ケ岳(すえがたけ)252m
  (左の写真)
 火の山(ひのやま)303.6m
  (下部の写真) 山口県山口市


左写真は陶ケ岳頂上の石槌大権現。
東に長沢池が見える。2号線沿いの長沢池ガーデンは日帰り温泉もあり楽しめる。
左中央には山口バイパスの橋げたが白く見える。
四方見渡せて気持ちが良い。
が西からの強風は冷たい。この頂上の東岩下に寝釈迦の摩崖仏がある。他にもたくさんの仏の彫刻があって興味をひく。陶の名前も毛利と争い、敗れた陶晴賢を思い起こす。
   行き方
山口南インターを出て国道2号線に降りる。この時に山口バイパスの進入路があるがそちらには入らない事。Uターンして西に向かい最初の交差点(信号機がある)を左(南)に曲がると秋穂(あいお)に向かう。
やがて陶が岳登山道の標識があるので右折すると先に駐車場が見えてくる。ゆったりとした広い駐車場で山口県人のゆとりが垣間見られる。案内標識に従い北に進むと松永邸がある。ここは溜池や緑が多く公園のように整備されており美しい。
松永周甫薬草園跡の看板が見える。このあたりから陶ケ岳の頂上の岩がチラチラ木の間隠れに見える。さほど高くないので安心して登れそうだ。やがて小さな谷があり湧き水が出ている。清水で喉をうるおし又登り始める。木はまだ小さくて海岸地特有の松や樫、椿、黒木、ひさかき等の林で明るい。
少し登ると開けた場所にたどり着く。ここが観音堂跡だ。さきほど登ってきた道が良く見える。墓らしき石柱がひとつ中央にあるのみである。進むと大岩があり中央が空洞となりなにか祀ってある(観音祠)。その手前に山に取り付く小路があり、先は急勾配の登りでロープや鎖が張ってある。
よじ登るとそのうち頂上の大岩が見えて寝釈迦の矢印がある。大岩の下を回りこむと沢山の摩崖仏があり中央に寝釈迦が彫刻されている。前は横になって寝られるような石棚がある。景色もよく座っていると暖かくてホントにウツラウツラしそうである。頂上は風が強い。寝釈迦の写真は載せていない。登ってのお楽しみ!
次に急な尾根道を南下して火の山に向かう。

 火の山(ひのやま)303.6m
火の山も頂上が大岩で覆われている。
頂上は西に張り出しており、眼下の名田島地区の農地が緑に覆われて美しい。春浅い時期ではあるが、麦が植えられているのか柔らかいグリーンが広い大地を飾って見せている。
西南には周防大橋が遠く見はるかせ、またカーブを描いてみせている南若川が本流の椹野川と合流してゆるやかに海へと下っている。
北には山口市の高層ビルが林立して対比が面白い。
南には梅ノ木山と先に亀山が見える。
縦走しても面白そうであるが華光寺の下りも面白そうなのでそちらを選ぶ事とする。
途中祠が色々あり拝むのに忙しい。
下山しても華光寺、三神社、岩屋山地蔵院など仏蹟も多くてミニ88ケ所めぐりもうれしい。
南若川や緑の農地、農家のたたずまいも面白くあきさせない。梅も満開で優しい香を漂わせている。   秋穂全体の案内

高くない山ではあるが険しい  2003年2月

クリカブルマップです。クリックして下さい。


 火の山頂上

全体地図に戻る  みともりホーム  私の花図鑑