名前の判らない花名探しをしたり又その花の栽培方法等を見ます。

Lyrics   Hobo's lullaby   Song by Pete Seeger

ゆっくりお休み。
悩み多き放浪者さん。
外の町が浮かんでは揺れて流れてゆく。
鉄の線路が歌っているのが聞こえるだろう。
それが放浪者の子守歌。

その服は汚れてボロボロ
髪も白くなっている。
もめ事にはその顔を上げて笑ってすまそう。
貴方はいつか平和にゆっくり休めるから。

だからゆっくりお休み。
悩みを忘れて、放浪者さん。
外の町が浮かんでは揺れて流れてゆく。
鉄の線路が歌っているのが聞こえるだろう。
それが放浪者の子守歌。

明日の事は悩んだり心配しないで。
明日はすぐ来て、すぐ終わるから。
貴方にはこの暖かい貨車がある。
今夜は冷たい風や雪から守ってくれる。

ゆっくりお休み。
悩みを忘れて、放浪者さん。
外の町が浮かんでは揺れて流れてゆく。
線路が歌っているのが聞こえるだろう。
それが放浪者の子守歌。

貴方のもめ事を作るのは警察官だとわかる。
貴方が何処に行っても、彼等からいじめられるから。
けれど貴方が死んで天国に行ったら、
その警察官たちは1人もいない。

だからゆっくりお休み。
悩みを忘れて、放浪者さん。
外の町が浮かんでは揺れて流れてゆく。
線路が歌っているのが聞こえるだろう。
それが放浪者の子守歌。

ゆっくりお休み。
私の悩み多き放浪者さん。
外の町が浮かんでは揺れて流れてゆく。
線路が歌っているのが聞こえるだろう。
それが放浪者の子守歌。

  end


                花の里日記  2014.3.27   217

                木曜日 (晴れ)   旅


 この歌を初めて聞いたのはエミル―ハリスのCDであった。 (作ったウッディ本人の歌)
聞いていてホーボーたちの終わりの無い流浪の旅が脳裏に浮かんでくる。
ひと時のやすらぎを、硬くて揺れる貨車にただ乗りして得るしかない貧乏な旅人。
それは人生に似ていて、浮かび沈みがあり嬉しい事や悲しい出来事が次々と起きてくる私たちの一生を思い起させる。
終わりは神や仏の世界で安息を得る事となるのである。

 この歌を1944年の昔にレコーディングしたウッディガスリーはこんなホーボーの心を持った典型的な人のようで、映画では1976年に制作された
ウッディガスリー わが心のふるさと があった。(彼の関連した歌)
私はレーザーディスクを買って見たのだが、第一次世界大戦後の不況時代にアメリカ中部を襲った砂嵐の為に長い流浪の旅をさせられた彼の若い日の成長の過程を見せて呉れた映画であった。
彼は流浪の旅をして、そこでたどり着いたカリフォルニアの農場で、資本家と労働者の戦いに巻き込まれ、弱い労働者の側で社会運動をしたり、また歌でこんな悪い世情をアメリカ国民に知らせる働きを始める。
こんな場合、やはり体制側には警官がつき、か弱い労働者を弾圧する。
今の世の世界も同じで軍隊は同じく体制側について改革者を弾圧している。
彼の代表的な歌は
ディス ランド イズ ヨー ランド(この国は貴方の国)で有名なテネシー川総合開発にも手を貸している。
この歌は真のアメリカ国歌と私は思っている。(訳詞)

 最近古い名作映画で
怒りの葡萄 (ジョン スタインベック作) を見たが、この作品を土台にしてわが心のふるさとの映画が作られている。このホーボーズ ララバイを歌っている ピート シーガーが最近亡くなった。
まことに残念な事で、彼が天国へ行ってもこの地球が平和になる歌を下界に届くよう天国で歌っている気が私にはするのだ。
彼も平和運動では体制側から弾圧を受けたのであろう。
それがこの歌に入っている。
彼は時の政府や役人に絶対こびは売らなかったし、聞かせる相手は普通の人々であった。

 またホーボ‐の歌に
オン ザ ビック ロック キャンディ マウンテン があって私は好きだった。
それはホーボーの夢の国を歌っていて聞いていて楽しい。
私が作っている山の野草園もこんな歌に触発されて作り始めたのかも知れないと思う。
私が旅をしたいのも彼等と同じ感性を持っているのだろうと思う。
西行や芭蕉や山頭火のように。
それと私は思うのだが今のこの日本は弱い貧乏人には政府が課税を強化し、金持ちには減税策を沢山取っている。
変な時代に日本は入っている。
警官や公務員はやたら増殖中。
今は世が乱れて人をだますような悪人が増えているのでそちらの元を絶つのが必要だが。
また今の政府は安い海外からの労働者を入れて賃金を低くしょうとしている。
いつまでたっても派遣労働者やパートの賃金はあがりそうもない。
大企業の作った狭い安アパートに押しこめられて自宅を持つなど夢のまた夢とはまことに残念。
働いていればまともな自宅を普通に買えて維持出来ていく社会がまともである。
これでは日本は自滅しそうだ。

     ピート シーガーの関連ページを見て!    ガスリーの別の歌 この世に住む家とて無く

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