Lyrics Dead Man's Curve 日記は下にあります I was cruisin' in my Stingray late one night |
訳詞 デッド マンズ カーブの曲を聞く 深夜に私はスチングレイの車で流していた |
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花の里日記 2017.8.15 326 火曜日 (雨) デッドマンズ カーブ この歌を聞いて一つ思い出す事がある。 それは当時私は死ぬまで誰にも話さずにいようと思っていた事だ。 私がまだ50才代で当時はまだ景気も適当に良くて時代もなんとか明るかった。 資金も十分にあり、車も乗ることが好きでスポーツカーを買ったのである。 その車は三菱のGTOで3000cc、ハイオクでターボ、280PSであった。 燃費はリットル当たり6q位で今の車の20kmとは大違いである。 タイヤも幅広く車高も低くて安定した走りであった。 音もうるさくなくて走りやすい。 私もこの車の走りは好きであったのだ。 私はその日、いつものように田舎の山の峠を下っていたのだが前に遅い車が2台連なってノロノロと走っていた。 ある急な左カーブを過ぎた所で直線になったので、早速2台を追い越して先の右カーブに突っ込んだ。 そんなに急なカーブとは思わなかったのだが車が大きな音もさせず(私に聞こえなかったのかも)横すべりを始めた。 車は真横となり私の脳裏にはこれで車はメチャメチャに壊れるなと思う事が浮かんだ。 死に対する恐怖はまるで無かったのだ。 不思議な事に車は一回転して前後逆になり道の中央で止まり今度は登りとなってしまった。 上がると先ほど追い越した2台とすれ違ったのだが、私の思いは先祖さんが私を救ってくれてもう少し生きて呉れと 言っているようであった。 私はその一回だけが、私の一生のうちで車が横滑りした経験であったのだ。 後日談であるが、同じ車でその峠を登っていると後ろからプリンスのスカイラインGTが軽く私の車を追い越して行ったのだ。 私は元気な若者だなと思ったのだが、とある思いが脳裏をかすめた。 それは下りで同じ調子で飛ばさなければ良いのだがなと思ったのだ。 私がのんびりと峠を越して急な下りカーブにかかると、その先であのスカイラインGTが前部のエンジン部分を大破して壊し 反対車線に横になっているのを発見した。 当人はケガもせず元気にそこへ立っていたのだ。 私はこう言った。 ここでは携帯も入らないので下の町まで下りて携帯をして事故処理をしなさいと言って彼を助手席に載せて町まで行ったのだ。 ここで彼と別れたのだが事故を起こしてもケガをしてないのが幸いだと思った。 教訓として"下りで車を走らせる時は絶対に急カーブをゆっくりと曲がる"事である。 もう一つ この歌を歌ったジャンとディーンは1960年代に西海岸のロックグループで有名なビーチボーイズのあとに出てきたグループ。 私はかなりあとで彼らのコンサートのレーザーディスクを買って見たのであるがジャンは自動車事故の後遺症で不調であつた。 この歌とは関係ない事故であるが。 けれどコンサートはデビュー当時の若い雰囲気は出ていて面白いなと思ったものであつた。 この歌ではロスアンゼルスの町の名前が色々と入っている。 ついでにもう一つ 私の友人で40歳代で早く亡くなった彼がビーチボーイズの歌が好きであって私のレコードを貸してあげた事があった。 彼は早速コピーして聞いていると言っていた。 麻雀が好きで気の良い男であったのを思い出す。 彼も私と同じでロックが好きであつたのだ。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |