ちがや(茅萱)Lmperata cylindrica 多年草
【いね科ちがや属】分布地 日本全土
5〜6月に開花 白い穂が出来る 草丈60cm 大画像
ススキに似ているので手を切りそうであるが、わりに柔らかい葉
地下茎を伸ばして繁殖する 逆光では白く光り美しい
白い穂を火口(ほぐち)に利用した 晩春の記憶にある花だ
日当たりの良い草原や荒地、土手などに生える
花穂が茎の中にある時、穂を抜き出してかむとガム状になり美味しい
また白い根も節があり少し甘い サトウキビの茎が甘いのに似る
子供の頃は遊びでよく穂を噛んでいた 健康にも良いか?
また登山の際、道べりの笹の芽も熊のように噛む事がある
自然に登山道の整備もしている?
ちがや属とさとうきび属は近い属だ
白い根茎は漢方で白茅根といい止血や利尿薬とする
葉は初冬には赤くなる
余談
私は鹿児島に行った時、サトウキビ(いね科さとうきび属)の茎を買って帰り、節の詰まった黒いものを選び翌年畑に植えた。すると晩春に芽を出し育った。しかし秋も遅くなってようやく貧弱な小さい茎が出来ただけであった。やはり亜熱帯の作物で温帯ではなかなか作り憎い。
戻る 花図鑑TOPに戻る |