私の花図鑑          花の里日記  2020.6.5   432


          金曜日  (晴れ)  寄らば大樹の陰

 昨日は晴れて暑そうなので早めに起きて山の別荘地に向かった。
今、木の花で目立つのは空木とエゴノキの白い花である。
それとこのエゴノキの白い花が沢山道路に落ちていて道を白く飾り、季節がどんどんと進んでいる感じである。
山の別荘地ではウグイス、カッコウ、ホトトギスたちが良く鳴いている。
林は木々の葉が今年は大きくて緑一杯。
その中で山法師の白い花がこの緑に包み込まれるように咲いていて今年は地味である。
野草園では紅花山芍薬が蕾となって膨らみ花がようやく咲きそう。
湿気の多い場所に植えていた丁子草が薄青色に花をこれもようやく咲かせた。
相変わらず道路沿いのシャガの花たちはまだ元気に咲いている。

 この日は進入路のわきの草刈りを暑くなる前にと着く早々からして早めに作業を済ませた。
それから暑くなってきたので山の頂上付近の木の手入れを始めた。
ここの別荘地の頂上付近は昔からの大木が多くて天然林の林。
そこは5年位前に整備してからずっとそのままであったので枯れ枝の大きなものが落下して散乱している。
それを手鋸で小さめに切り、綺麗に斜面に平行に置いていた。
下に生えている雑木は邪魔になるものは手バサミで切り整理。
こうして見通しを良くして歩きやすいようにしていた。
ここは結構急斜面であるので何をするのにも体力がいる。
手作業でパワーを出していると汗が首などに滲みだしてやけに暑い。
疲れが一度に噴き出してくる。
地面付近に多い枯れた大きな倒木たちを整理するのはまたにしてと思った。
虫よけに小さな焚火をしていたのでなんとか頂上に戻り、焚火の中に入れていた芋を取り出していた。
結構片面は焦げていたのだが何とか食べられようである。
火の外で冷やしティシュペーパーで包んで持ち帰るようにした。
休んでいると近くの木に止まっていたのかヒグラシらしい蝉が初鳴きを聞かせてくれた。
まだ成虫したばかりなのか慣れていないのですぐに鳴きやんだ。
それと時折キツツキがコンコンと木を叩く音がする。
気温は27度位で私もこの暑い中の作業にはまるで慣れていない。

 それで早めに作業を終え花の里に帰り入浴した。
ここの花の里ではようやくクレマチスの新しい花が咲いた。
白い大きな花で私も植えてから初めて見るような気がした。
花の径は12cm程度あった。



最後の一本はまだ小さな蕾であつた。
他にはテラスに植えているハニーサックルが何とか花を咲かせた。
よく寒さに耐えて生き残っていると感心している。
花壇には緑の中、アイリスの色々な品種が花を咲かせていて何か美しく見える。
この花たちは毎年元気に花を咲かせて植えていても気楽だ。
その点、チューリップは球根なので段々と減ってきてもう消滅しそう。
高地の環境には合わないのであろうと思った。
ここでは今年、春に花木たちが賑やかに咲いた。
珍しい位に沢山花をつけたのである。
しかし今の初夏に咲く花木たちは緑の葉ばかりが大きく茂っており太陽をさえぎって地面に光を落とさない。
で地面の桜草等の宿根草たちは生育が悪いのである。
また遠くの景色が見えなくなってきたので少し木の枝の整理をしないといけなくなったのである。
なにかと忙しいリーゾート生活ではある。
奥の草原にあるルピナスたちはまだ元気で花を咲かせている。
今年は小鬼百合たちはまるで新芽を見せない。
猪に一昨年、球根をおおかた食べられたので再生が無理なのであろうか?
残念。


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