私の花図鑑          花の里日記  2019.12.4   №419


          水曜日  (小雪)  キノコの不思議

 今日はもう冬型の天気。
事務所のある南部は晴れていても雲も少し流れていて、北の空を見ると白い雲が覆っている。
2日前は久しぶりに雨がしつかり降っていた。
で今日は山の別荘地に出かけてみた。
その日は山口県の岩国の錦川経由で走ってみた。
もう川沿いは紅葉も終わりのようで、緑の針葉樹林の中に、少しあるコナラ等の落葉樹たちが黄色に
なっているだけ。
まあ人の手が入りやすい川沿いなのでこの位かなとは思った。
普通の渓流に生えているモミジはもう赤い葉を落としているのかほとんど見えない。
島根県の六日市(吉賀町)の県境の山部分を通って峠を超えると広島県の吉和に入る。
そこの高原は私の若い頃スキー場で、こちらの広島の町から行く専用のスキーバスがあった。
で冬は日帰りでスキーに行ったものであった。
今、そこの高原は牧場と高原野菜の畠となっている。
昔の名残りと言えばレンゲツツジの群落があるばかりである。
もうこの西中国山地では北の寒波の影響か白い雲が空を覆いつくしている。
山の別荘地の上部のブナ林に着くと昼になり空から白い小雪の粒が落ちて来る。
気温が3度位なのでそうなのかと思った。
途中に道の駅で買った弁当を食べていてふと周りを見ると大きな立ち枯れした栗の枯れ木に沢山
ムキタケが生えている。
まだその木は直立したままで倒れてはいない。
去年はまるでキノコ一つ生えなかったのであるが、今年はなんと20本位が集団で生えている。
もう12月なのになんと不思議。
ちょくちょく私はここに来てるのに今年はまるで生える気配はみせなかったのである。
それがこの一週間位で見事に生えている。
温暖化の影響を受けた今の自然界の不思議を感じたのではある。
そのムキタケは大きいものでは径が15cm位あり厚みも4~5cmあって充実している。
その大部分は慎重に取って一部は残した。
また樹上で3m位上にも数本生えていたが手が届かないので来年の繁殖の為もあり残しておいた。
この日は焚火も出来なくて早めに花の里に帰りのんびり入浴した私であった。

もう冬なのであと何回ここへ来れるかなと思った私である。


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