私の花図鑑          花の里日記  2019.9.28   413


          日曜日  (曇り)  台風の後始末

 今日は朝から一件、民家の案内があり出かけた。
最近は不況でなかなかお客さんが来ない。
今は納税者に良い政策が出ず無駄ばかりが多い政権だからではあるが。
案内を済ませてから周防大島の整備に行きたかったのだが、なにか蒸し暑い。
で行くのは先に伸ばして、山の別荘地の整備に向かった。
田舎の里山では緑の田園の中の法面等に真っ赤な彼岸花の集団が咲いて見事である。
最近見ないほど沢山花を咲かせていた。
この花は名前の通り秋の彼岸頃に咲くのだが今年は一週間位遅い開花である。
それと農家の庭等に植えてある金木犀の木にはこれも花が満開。
普通は10月に咲くのに不思議。
今年はすべてが異常な年である。
山間部にかかると南の山の斜面に生えているハゼの木が沢山紅葉している。
秋らしいのだがなにか早めである。
これも異常かな。

 休日の今日は曇り空で、雨も降るとの予報もあり田舎を走るドライブの車は少ない。
でもサイクリングやバイクで走る人は結構いるのだ。
若い人は元気である。
山の別荘地に着き、道を登るとその道には枯れ枝や折れた若い枝が沢山落ちていて
車は前に進めない。
まず大きな枯れ枝を集めて整理し、それから竹ぼうきやブロワーで清掃した。
結構体力がいる仕事である。
でも落ちた枯れ枝は冬に焚火するのにはもってこいの物である。
空からの神様のプレゼントだと思えば気分も良くなるのである。
昔、山の大地主の土地の林の道に枯れ枝が台風等で落ちると土地を所有していない人々
はそれを沢山拾って集めて焚き物に利用しても自由だと言う慣習があったそうな。
身分制度がある中で、なかなか人々はうまく暮らしていたのである。
道の清掃が済んでも林の中には倒木や根元から折れた木もあり、これからの整備である。
ここは赤土が多い地質なので倒れた木の根が深く地面に入りにくいのかなとも思う。
今日は気温が27度で湿度も高くて動くと結構汗が出たのである。

 今ここの野草は秋の麒麟草(黄色)や田舎菊(白)、秋丁字(青)、蔓けまん(黄)、
南部薊(紫)等が咲いていよいよ秋らしくなってきた。
広葉樹の葉も少し黄色を帯びてきている。
本格的な紅葉シーズンが待ちどおしい今である。
今は蝶や蛾が沢山飛び回り地面にはキノコが色々と生えて賑やかである。


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