私の花図鑑          花の里日記  2019.5.16   395


          木曜日  (晴れ)  天上山

 このところ暖かい日が続いている。
気温は20度を超えてまるで初夏。
陽が照ると外ではもう帽子をかぶらないと作業がしにくくなっている。
ここの事務所の庭ではもう大金鶏菊の濃い黄色の花が咲き始めた。
この花は30年位前に花の里の別荘地を作った時、宅地を綺麗にするために
花壇を作って種を撒き育てたものだった。
それからの縁で今もここに生えている。
やはり宿根草ではあるがこの1年草みたいのものは本来移動するのでずっと
ずっと咲かせるのには人の力がいるのである。
この花は今では特定外来生物として栽培が禁止されている都道府県がある。
可愛い花なのに残念。
私はもっと植えて欲しい気がするのである。
それと野草の小待宵草がこの庭に根をおろして茂り賑やかに花を咲かせた。
この花もはっきりした黄色の花で夕方から朝まで花を咲かせている。
どうも野草を根絶やしにするのは可哀そうだと思うので生き残るのではある。



 2日前と昨日は花の里と山の別荘地の整備に出かけていた。
道そばや宅地にある草が茂って伸びているのでその草刈りなのである。
2日前は朝早めに出たので、少し遠回りをして天上山林道を経由して行った。



久しぶりに通る山道は見事な緑で素敵であった。
花は全般的に白い花ばかり。
それで昔、子供の頃に聞いた白い花の咲く頃と言う抒情歌があったのを思い出
した。
今日の林道に来た主な目的は山シグレの花を見たいからであったのだが残念
今年は早く咲くかなと思ったのだがまだ咲いて無く、やはり咲くのは6月だ。
この林道は渓流経由でも天上山に登れるし又簡単には頂上付近まで林道が
繋がっているので登るのには楽である。
山の上は岩で覆われていて色々と珍しい木や野草も生えているのである。
また下ると竜頭峡があり又井仁の棚田にも行けるのである。
竜頭峡は温泉や宿泊施設があったのだが今キャンプ場だけみたい。
時代の経過が感じられる。
私はノンビリと遠くの西中国山地の山々を見ながらこの林道を走ったのである。
ここでは道の斜面にいる大きな山鳥を見かけた。
昔にここで山のを見たのであるがやはり岩場では兎も巣穴を作りやすい
のあろう。
そう言えば数日前に山の別荘地で灰色の山兎を見た。
去年生まれた兎のようであった。
山の別荘地でも少ないけど岩場がある。
そこには小さな穴が開いていたのである。
話が別にそれてしまったので元に戻ろう。
先ほど白い花ばかりと言ったが谷あいには山藤の薄紫の花が元気に咲いている。
ラッキーな事に眼の前にあった花があり香りをきくととても優雅な香りであった。
それと同じく谷の川筋には栃の木が上向きにクリーム色の花を沢山咲かせている。
さすがにこの木は大きくて昔から人には切られないで保護されているのであろう。

 山の別荘地では今シャガ羅生門カズラが満開。
また花の里では草原にルピナスの花が咲き、花壇ではツルハナシノブ西洋オダ
マキ
姫シャガアジュガ等が咲いている。
そろそろ蝶々も飛び回り虫たちの季節も始まって賑やかである。
草刈り作業は結構疲れてしまい入浴で元気回復するそう言った時期となったのである。


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