私の花図鑑          花の里日記  2018.8.4   366


              土曜日  (晴れ)  温暖化

 昨日今日、町があまりに暑いのでそれではと山の別荘地の手入れに行った。
でも今日は山の気温が高くて暑く30度もあった。
それで涼しいとこの影地を選びいつものように渓流の整備をしていた。
そこでは隣地の杉山の枯れ枝や間引きした幹が沢山転がっていて
渓流の砂の中まで入り込み取り除きに面倒である。
横になった大きいものはチェンソーで切断して片づけていた。
枯れた枝はカーブを描いていて白くなり、まるでそれは杉の白骨のようである。
そんな曲がった枯れ枝はぶざまなので焚火の中に放り込み燃やして灰にしていた。
小石等を整理していると渓流の中には色々な小さい生物が見える。
ここはそんな自然の豊かな領域であるのだ。
今日は気温が高いせいか、やけにアブが飛び回るので車のそばでエンジンをかけ
来て車に止まったものをハエ叩きで退治していた。
最近の私はアブを叩くのが趣味になってしまったようでもある。
アブは1cm位の小さなものから3cmある大きなものまでいる。
今年はなぜか大量発生したのである。
ここの地域には牧場があってそこから飛んで来たのだろう。
彼らの獲物の牛などはこちらにはいない。
いるのは猪や狸や狐位だ。
そうそう、この前々回の日記に書いた小葉の冬苺の小さな実は蛇苺の実であった。
小葉の冬苺の実はどれも1cm程度の大きさである。
今日もそれをつまんで食べて見たのだがまるですっぱく美味しくはない。
色だけは赤くて美味しそうで奇麗なのだが。
今日もカッコウとオオルリと山鳩と鶯が鳴いていた。
それとキツツキの仲間のアオゲラも鳴いていた。
昆虫で見るのはノコギリカミキリ位で子供の好きなクワガタやカブトムシは姿を現さない。
いま蛾は沢山出ていて見ると美しい。
白い蛾等、翅(ハネ)はまるで美女のウエディングドレスみたいである。
蝶ではミヤマカラスアゲハの全体が黒くて一部が緑に輝いているのが林の中を素早く
高速で飛び回っている。
この蝶は今花が咲いているカラスザンショウ(ミカン科)の葉を食べるようだ。

 花では野草園入口の道路斜面に植えた野甘草(ノカンゾウ)がようやく繁殖して
賑やかに黄色く集団で花を咲かせた。
野草園では平行帯(ヒゴタイ)がようやく花を咲かせた。
今年は花がなにか小さめである。
あまりに梅雨の雨が多くて日当たりが悪かったのかも。

     ヒゴタイ    
夕方写したので発色が悪かった


ここの中に植えている日よけの灌木が余りに茂り過ぎたのも原因かと思う。
そう言えば林内に生えるモミジガサが繁殖して茂り沢山花を咲かせているのだ。
他にも色々花は咲いているのだが、どれも小株で花がパッとしない。
今年の秋はここの灌木の枝切をしっかりして地面の日当たりを良くしたいと思う。
今日は山に来て、しっかり汗を出し動いたので体調も良くなった気がする。
花の里に帰り少し歩道の草を刈り急いで入浴した。
入浴すると疲れも取れて快適である。
湯の成分が人に合うのであろうと思うのだ。
花の里では草原のオミナエシが見事に咲いている。

 花の里 奥の草原     
左奥に大反魂草 左の手前はルドベッキア
 右の手前はアメリカ菊の青い花  上にはオミナエシ  小鬼百合は入らなかった



花壇では夏の花が満開。
夕方にはアブラゼミが鳴いており、その中に、もうツクツクボシが鳴き始めていた。
今年は温暖化の為か季節感がごちゃごちゃになっている。
この辺りには今までまるで夏に見なかったヒヨドリが繁殖し始めている。
これも温暖化での野鳥の生息域の変化かなと思うのである。
今ここの吉和高原では大反魂草(オオハンゴンソウ)があちこちで満開だ。
涼しい場所では元気な野草ではある。

 
この写真は7月27日に写した花の里の花壇の中のオオバギボウシ
 良く咲いたのだが日記にアップ出来なかったので載せた  ここに定着した感じ





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