私の花図鑑          花の里日記  2018.5.3   355


              木曜日  (晴れ)  不精者

 今朝は晴れて少し風が吹いている。
今日は花の里の草刈りをしようと新しい草刈り機を持参して向かった。
この草刈り機は二つに分離出来て車に積みやすいのだ。
行く道は新緑が満ちて美しい。
所々にフジの紫の花が咲いている。
彼らはうまく木に巻きついて日の当たる場所を占拠して咲いている。
咲いている場所は川や道沿いの急な斜面で人の手が入らないとこである。
私は山の手入れをしていてこんな蔓性の植物はほとんど切って始末している。
可哀そうなのだが歩くと足や手がこのツルに絡まり面倒なのである。
それと今年は三葉空木の白い花が見事に咲いている。
小さな灌木なのであるが目立つのである。
他のガマズミ類はどうも花の元気さが無い年だ。
そう言えばアカシデの花もさっぱり見かけない。
なかなか木の花は年によって変化が激しい。
私が考えるには去年成長が激しくて花を咲かせる余裕が無かったかなと思う。

 花の里では通路に生えた雑草を刈っていたが中にはキンポウゲやムラサキ
サギゴケ等が綺麗に咲いていて、切るのは可哀そうなので少し残しておいた。
今ここで咲いている花では桜草やムスカリに続いてアジュガや蔓花忍が地面
で賑やかに咲き始めた。
また姫シャガも可愛い薄紫の花を咲かせている。
それとオダマキも日本産と外国産が混じって咲いていて色の変化が面白い。
濃い青色のジャーマンアイリスも咲いている。
また木の下では白い花のエビネが今年は見事に集団で咲き始めた。
彼らは長い年月をかけて繁殖してきたのだ。
この花は盗人には取られない。
そんなに高価ではなく珍しい花ではないのだ。

     エビネと桜草


ここの花壇の中では今雑草が目立つのだが、なかなか取る暇が無い。
どうも私は草取りには持続性が無いのである。
私は不精者かも。

 午後は山の別荘地に行き道の整備をしたり(猪除けの為)野草園の通路の
整備をしていた。
ここの通路にも雑草が生え込んでいて、またフキまで沢山と繁殖しているのだ。
気温は13度位で風が吹いているが、ここはうまい具合に北と南に尾根があり
そんなに強風では無い。
上着を来ていてたまに焚火に当たる位で丁度良い。
今日もしっかり作業して良い運動になったのである。
ここの野草園では今鈴蘭やシャガ、羅生門葛が満開で美しい。
それと大岩鏡のピンクの花もぼちぼちと咲いている。
      大岩鏡


木の花では男ヨウゾメや大裏白の木が咲いている位でこちらは何か淋しい。
このあと期待かも。

 追加で山の別荘地の上部に大きな芝栗の木があるがこれに5cm程度の丸い
穴があり見ているとキツツキが頭上まで来てこちらを見ていた。
巣なら彼らの繁殖にまずいなと思いここから離れて行った。
アオゲラみたいだったのだが良くわからない。
それと近くに3cm位の小さな丸い穴も数個あった。
こちらはコゲラの巣かなと思ったのだがよくわからない。
どうも野鳥は判別がしにくい。
動いてるものは大変。
やはり花のほうが気楽である。

     大きいほうの穴



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