花の里日記 2016.5.16 289 月曜日 (雨) 移動 土曜と日曜日は晴れて気持ちが良い日であった。 早めに吉和の山の別荘地に行き道の草刈りや道路の修理等をしていた。 附近の近くの谷では山藤(普通の藤も混ざる)が美しく紫の花を垂れている。 山の別荘地近くの谷 田は田植えの準備完了 今年は山の水木が早めに花を咲かせ、色は純白でどこも見事に咲いている。 野草園で生えていた小さな木ももう立派に成長して見事に花を咲かせた。 もう20年程度経つであろうか? それにしても良く育つ木で花の里のも成長しすぎで下枝を切る始末である。 まあ暑い夏には茂った枝葉が日陰を作って呉れるので丁度良い事もある。 それはシンボルツリーの感じだ。 山の野草園の水木 今、野草園では開花している野草の花が少なくて、中にある低木の花筏が青々と新葉を広げその葉に面白い花を咲かせている位。 葉は美味しくて食べられるそうであるが食べた事はない。 地面では黄色い三葉土栗や地味な稚児百合、ホウチャクソウ(宝鐸草)等が咲いている。 その代りに新緑は盛りで山全体がその色に輝き、野鳥は色々と春の喜びを歌っていて賑やかである。 山の奥からはポンポンと筒鳥が鳴き、また郭公の初鳴きも聞こえた。 ホトトギス(不如帰)はまた海辺にいるのであろうか。 まだ姿は現さない。 落葉樹林の中を見ていると新芽を出している低い灌木の中に笹百合の蕾が見かけられ、道の縁では茂っているコアジサイ(小紫陽花) も蕾を大きくさせ始めている。 今年は季節の変化が速めで、もうそれは梅雨の予告みたいである。 旧の野草園では一度開花を済ませた大岩鏡や鈴振り錨草が数日前の大雨で元気を回復したのか二度目の花を咲かせている。 またユキノシタ科の矢車草が大きな葉を沢山広げている。 この矢車草はなかなか白い花を咲かせて呉れないのだが、根で繁殖するのか自然に広がってきている。 私はここの山に来て道の整備で適当に働き、また山の手入れをしたりして呑気に一日が過ぎる。 適当に動いていると健康にも良くて病院にも行くことが少なくなる。 嬉しい事ではある。 今日は雨。 事務所の庭で大金鶏菊が長い茎を伸ばして黄金の花をつけ始めた。 またペラペラ嫁菜が玄関前の地面を白い花で覆っている。 それと野の花で植えた立浪草もなんとか生き残り、地面の小さな隙間から青い花を覗かせている。 植物と言うものはけっこう嫌地を起こし移動するのが好きである。 それが物事の変化でもあるのであろう。 人が移動するのは自然の摂理かも。 移動して自分にぴったりの適地を見つければこれにこした事はない。 無理に適地でもない環境の違う場所に花を植えると枯れるか若しくは栽培に手がかかるものである。 東京都知事が公金の無駄使いで現在追及されているが、これはもっともな事で政治家や公務員は税金の無駄使いを絶対してはならない。 先に来日した元ウルグアイ大統領(ホセ・ムヒカ氏)が公金を使う事を極力減らし、それと自己資金まで国民の為に提供しているとの事をニュースで聞いた。 広島に来て原爆の平和記念資料館や慰霊碑に来たときの話も良かった。 彼も、また同行している奥さんも人としての主張が素晴らしくて私はおもわず涙が出そうになった。 それと比べると日本の政治家の行動はなんと情けない事であろうと私は思う。 まず企業の為では無く国民の為に政治家のすべての生命をかけて働かなくてならない。 若い国民の為になる新しい政治家が出てくる事を希望するものである。 追加で 花の里では花の入れ替わり時期でなぜか花が少ない。 それでも庭木に植えている藪手毬の木が樹高2m以上となり枝が真白になるほど花を咲かせている。 またオダマキ(苧環)の花が紫やピンク色に咲いて美しい。 あと珍しい花では黒花風露の花が咲いていた。 他にはあまり花が無いのが寂しいけどまあ新緑が綺麗なので気持ちが良い。 これから花の里も花で賑やかになる事であろう。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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