花の里日記 2015.4.25 253 土曜日 (晴れ) もの忘れ 今日も朝から天気が良い。 朝に知人から電話が入り民家の販売の件で田舎へと向かった。 午後2時過ぎにその業務が終わったのでついでと山の別荘地に向かった。 山は少し涼しい感じであったが軽く上着を着て、今日も落ち葉の整理と雑草取りをしていた。 ふと見ると渓流沿いの道傍に白い蕾の花が見える。 よく見てみると鈴蘭であった。 これは大分前に株を植えていたものであった。 存在すらも忘れていたので記憶力の低下を実感してしまった。 野草園の隅で白い花が目立つので近寄ってみたら壷菫の集団であった。 花の中心の薄紫色がほとんど見えないので遠くから見ると真白の花に見える。 小さな白い花が散らばって咲いているのは見ても綺麗だ。 壷菫 錦衣 渓流傍の猿面海老根は満開で見事であった。 よく見るとほんと、黄色な人形みたいな形をしている花ではある。 林の上部に別の猿面海老根の株があるがこれはまだ蕾であった。 一輪草は満開で大分株を増やし始めているがまだ小さめだ。 気品のある花でこの繁殖は努力次第かなと思う。 二日前に植えたハーブ苗に水を与えて、また道や植え込み内の枯葉や落ちた枯れ枝を燃やして綺麗に掃除したりしていた。 今日は山の上部で聞き覚えの無い野鳥の囀りがしていた。 またようやく葉が展開して新緑に近づいた林の中をキツツキが通過して行ったのを眺めたりしていた。 林全体の緑が一段と美しい。 旧の野草園では鈴振り錨草が白い小さな花をぶら下げて咲いていた。 軽い風でもゆらゆら揺れている。 山瑠璃草の青い花も満開。 羅生門蔓のこれも青い花が早めに咲きだしていた。 また破れ傘や矢車草の地面から突き出した手のような新芽が沢山出ていて面白い。 にょっきりと地面から大きな芽を出す植物は見るからに元気そう。 見ていて生きる活力が溢れる感じがするのである。 山の陽が薄くなったので時間を見るともう五時だ。 山を下り花の里に向かった。 ここはまだ明るい。 花壇では新顔のピンク色の蔓花忍が咲き始めていた。 この花は根が連なって集団を作り咲いて呉れる。 草丈は低いのだが芝桜風で花は大きくて綺麗である。 花の里も花々が沢山咲いて美しい。 彼等に負けてはいけないと花壇の通路に生えた雑草等を草刈り機で刈ってここも綺麗にしていた。 やがて暗くなり始めてようやく今日の務めが終わり気持ち良く運動させて貰ったのだった。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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