花の里日記　　2011.8.20　　　№169 　　　　　　　　　土曜日　（雨）　　　盆も終り 　今日は秋雨前線が日本上空に停滞して1日中、霧雨とも小雨とも判断のつかない雨が こちらでは降ったりやんだりした。 暑い盆は土日と重なり、町は人出も多くて車まで増えて、ごったがえしていた。 今年は亡き母の初盆なので花の里で栽培した元気な宿根草の花をなんとか墓に飾った。 派手ではなくて野の花の感じで控えめに活けた。 その年中行事が済んでから、不思議に季候は一変して初秋の感じとなった。 昨夜は庭の虫たちもコロコロと秋の気配を感じさせる爽やかな鳴き声を聞かせてくれた。 また今朝は暑くなかったせいか庭のオシロイバナも見事に黄色と赤の花を咲かせてくれた。 　　　　 今朝の気温は２１度位で半袖だとなにか肌寒い感じである。 今日も民家の整備に出かけたが、昼近くになって蒸し暑くなり蝉の声がやかましかった。 今年は蝉も変わりやすい季候に惑わされたのか、すべての種類が鳴き交わしていた。 これは珍しいなと思った。 室内の作業で今日も汗が少し出たが気温が高くないせいか、ようやく楽な運動となって嬉しい。 民家は手を入れる程に昔の雰囲気が出てきてくれて感じがなかなか良くなってきた。 あと一息でまずまずの出来具合かなとようやく安堵している。 周りの山は白い雲か霧みたいなもやが一面に立ち込めて、この蒸す天気の中で思いのほか 風情があった。 　もう山では萩、薄も一部は早い開花を見せている。 また女郎花、葛、撫子、ヒヨドリ草は満開だ。 また山の桔梗ももう咲いている頃だろうと思う。 花の里の花壇の五月雨桔梗はすでに緑の実になって、もうわずかに青や白い花を見せて いるだけである。 秋の七草も出揃った。 初秋の山に出かけるのも楽しい季節到来である。 　秋雨に　打たれて葛の　花散り積もる　急ぎ七草　探しにいこう　　 　日記前のページへ　日記次のページ　日記の最初目次ページ　花図鑑ホーム