私の花図鑑          花の里日記  2010.7.18   133

         日曜日 (晴れ)   水の国

 昨日まで雨が降り続いて、花の里のシャスターデージは3割位枝折れしてしまった。
これから咲いてくる夏の花も雨のせいか背丈が間延びする位伸びて、
道をふさぐまでに株を拡げている。
手入れに通れないので、今日は道にはみ出した枝や葉を剪定して取り除いた。
それでようやく通路を確保する始末。
まあ通風も良くなるし花に日当たりも確保できるので、しょうがないかなと思っている。
今元気に咲いている花は青い桔梗と黄色の花笠菊だ。
くがい草も元気に花を散らしたように長めの青い花を咲かせている。

 来る途中、長雨のせいか近くの川は急流となり、水面から霧がたっている。
花の里付近は高地の為、源氏蛍が飛び交うのは丁度今頃だがなにか可哀相だ。
夜になると一人蛍も見かけるので蛍には受難の年である。

 一方田の稲は元気そのもので青々として育っている。
山の樹木も空を覆うばかりに枝を広げて伸び伸びと葉を茂らせている。
これですぐ台風が吹くと倒伏等が起きるので大変だなと思ってしまうが、
これだけは神のみぞ知るである。
こんな状態を見ていると日本はつくづく水の国だと思える。
回りを見渡しても海が控えている。
どこへ行っても水が眼につく最近の風景だ。

 大分昔に、バーバラ ストレイザンドのアルバムでウエットというのがあり私は好きだった。
水に関した歌ばかりを集めてあり、大人の歌をゆっくり聞けて良かった。
人は数時間でも水が無いと苦しくなってくる。
まあ水の中から進化した人間だからそうだろうなと思う。

 最近なんとなく気になる曲にクール ウォーターがある。
乾燥しきった西部の草原を愛馬と走る男が空想する冷たい水が湧く泉の歌である。
若い頃カントリーが好きで古いこの曲を聞いていたがユーチューブで聞きなおしている。
どんなに時代が変わろうと名曲は違うなあと思う。
他には雨音はショパンの響きとか悲しき雨音もある。
これはカラオケにあるので時々歌う。
別荘にも水辺はなにかしら気になる存在ではある。
しかし蚊が多いとか、水音がうるさいとか湿気が多いとかの欠点もある。
なんとかこの欠点を別の形で補って別荘作りに水を生かしたい思うこの頃である。

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