みともり 私の花図鑑
せんだん(栴檀、漢名は楝 おおち)
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【せんだん科せんだん属】
分布地は本州中部以南
暖地の山野に生える
梅雨前に薄紫の5弁の小花を集団
で咲かせる 爽やかな花
葉は2,3回羽状複葉で大きく多数
ある 木陰作りには良い
冬にベージュ色の実を沢山つける
が、鳥にはあまり美味しくないの
か他の赤い実が無くなると最後に
口をつける
鳥が実を蒔くとあちこちと自生し
殖える
またこの木は成長が早い
樹皮を条虫の駆除薬にする
実はひびやあかぎれの薬に利用す
る 樹高25mまでの落葉高木
妹(いも)が見し 楝(あふち)
の花は 散りぬべし
わが泣く涙 いまだ
干(ひ)なくに
大伴旅人(たびと)
亡くなった妻を思いながら筑紫在
任中に歌った
用途:庭木、公園樹、街路樹