くり(栗,別名 柴栗 しばぐり) Castanea crenata
【ぶな科くり属】分布地 九州以北

6〜7月頃黄色を帯びた白い房状の花を咲かせる
花の基部に緑の雌花が数個ついている
花の香りは特徴があり、なにかを連想させられる?
秋にはいがぐりが割れて実が落ちる
実は小さいが甘くて美味しい  日本の秋の代表果実だ
いがも落ちてこれが手等に当たると非常に痛い
日当たりの良い山に生える  成長が早く他の木をしのぐ
材も利用価値が多く、水に強いため家の土台や木橋に利用される
また椎茸などキノコの原木にも良い  木肌を見る
樹高は20mまでの落葉高木で葉もたくさんつける
柴を刈ると栗の枝が混ざるので柴栗か? 幼木でも実をつける
      里山で栽培している大栗の画像

    シイノキの仲間のスダジイの花がこの花に似ている

  かくれ家(が)や 目だたぬ花を 軒の栗   芭蕉
   大きなる栗の木陰をたのみて、世をいとふ僧あり
              奥の細道より

用途:建築用材、果物、シイタケの原木用
 庭木には不向きでまるで風情無し、果物の木に共通する

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