ばら(薔薇)四季咲き栽培種
Rose, Rosa【ばら科ばら属】 はなもぐりへ

普通は春と秋に咲く  原種に近い種類は春咲きのみ
苗は春(新しい接木苗)か秋(半年育成された大苗)に植える
初めての方は元気な大苗で病気のない充実した株を選び秋に植えたほうが良い  肥料は充分施す
種類は切花や花壇用の花の大きいハイブリット・ティー(四季咲き)
垣根用のクライミング(つる性で春咲きのみと春秋2期咲がある)
花壇用のフロリバンダ(春咲き 中輪房咲きの集団花)
鉢植えなどのミニチュア(矮性の四季咲き)がある
その他には世界各地の原種が販売されている
オールドローズは四季咲の原種に近い
元気良く早く咲かせるため接木される
野薔薇に接木されるので10年くらいで生育が衰える
時に台木の野薔薇の芽が接ぎ口の下からでるので取り除く
本物の自分自身の根が出たらより長く楽しめる
黒点病やうどんこ病の防除は充分する
花時にはバラ茎蜂が新芽を切るので注意
太い幹や土に隠れている根株部分にてっぽう虫が発生し木を枯らすので注意する
虫が食べたキクズを発見したら穴から柔らかい針金でつつき幼虫を殺す事
また殺虫剤を穴から注入しても良い
てっぽう虫はカミキリ虫の幼虫で幹や根を食い荒らす
初夏以降に現れるカミキリ虫を見たらすぐに殺す事
花が終わると花ガラをすぐに摘む  適宜に不要な枝や芽は整理する
2月ごろ枝先を切り縮めて元気な新芽が発生するよう整枝する
なおバラは嫌地を起こすので再度植える場合は場所を変えてやる

バラはとげがあるのにかかわらず万人に愛好される
とげが刺さると蜂に刺されたようにズキズキする
肥料食いで消毒など大変だが、品種を選ぶと作りやすいのもある
日本の野いばらは、涼しい高原では見事に咲く(白の一重咲き)

私事で恐縮だが私の祖母はヒナさんと言った。小柄なにこやかなおばあさんであった。おばあさんは小さな花壇を持っており、色々な花を植えていた。おばあさんが死んでからは、自然と私がこの花壇を引き継ぐこととなった。その中にピンクのオールドローズがあり爽やかな香をさせていた。しかし花首が弱くて花が曲がる事が多かったので、当時は格好のよい花のセンターが高い新品種に惹かれてこの花を忘れてしまい、いつのまにか消えてしまった。今はまことに惜しい気がしている。
マウスポイントを画像に乗せると広島バラ園作出のバラに変わる(秋はチョコレート色になる
ロック歌手ジャニス ジョップリンのザ ローズ
 ナナ ムスクーリの美しい歌 White rose of blooms again
 この歌と訳詞も良い ザ ラスト ローズ オブ サマー 訳詞
 ケルティク ウーマンの歌 The last rose of summer 2
     (日本の歌になるとバラが庭の千草になる)

花言葉:愛情、美      大型の山いばら  のいばら

    余談 バラの虫について(はなもぐり)

この赤いバラのサムネイル(ミニ画像)に虫が止まっ
ている。そういえば私も昔バラをたくさん栽培していた。
当時はピースやハローとかコルデスパーフェクター等
の品種だった。それらが春5月に開花するといっでも
開花した花の中に、花モグリが何匹か入っていた。当時は花を食い荒らすので嫌だったが、きれいな小さな甲虫で殺す事は出来なかった。彼らはまるで花の香に酔っているのか、花のベットが心地よいのかわからないがじっとしてまるで動かない。不思議に思ったものだった。いまにして思うと私も虫になって、バラの花に包まれて、よい香に満たされた花びらのベットで、おいしい花粉を食べながら寝てみたいものだ。
  虫の関連ページ 天道虫のページ  キリギリスのページ
利用:鉢植、花壇、切花

 戻る 花図鑑TOPに戻る