私の花図鑑          花の里日記  2017.4.28   315


              金曜日  (快晴)   変化

 昨日今日と快晴で山の別荘地に行っていた。
途中に立ち寄る、花の里はまだ水仙が咲いており新たに白い水仙が遅れて咲いている。
ブルーのムスカリは地面一杯満開である。
それからプリムラ ベリスの赤い花が咲き始めた。
黄色はまだであるが。
そのかわり山吹の黄色の花が丁度満開。
レンギョウも盛りは過ぎたけどまだ黄色の花を咲かせている。
八重桜に勝つ位に綺麗であった。
この花は植えて呉れた人がいて私は期待してなかったのに今年は見事に花を咲かせた。
花木は見ているとその年月を感じさせるものであった。
それと一本植えた雪柳が繁殖してあちこちに白い花を爽やかに咲かせている。
八重の桜はもう花が散ったけど枝垂れの牡丹桜がピンクの花をまるで集団で咲かせ華やか。

    6時頃に写した  花の里入口の枝垂れ牡丹桜と雪柳と山吹(野生種)


花の里の奥で昨日、西洋タンポポが集団で見事に咲いていたので写そうと思って行くと
今日は1/3に花が減っていた。
残念ながら花は日毎に変化し変わるものであるのが今わかった私である。

 そう言えば今日山の別荘地の野草園に行ってみると周りの木々の芽がぱっと
新葉を見せて見事な新緑に変わっていた。
葉たちも一日でこんなに変化するものとは思ってもみなかった。

     5時頃に写したので少し暗いかな(下が野草園である)


山はウグイスや他には名前もわからない野鳥たちの囀りで賑やか。
ここも野鳥が色々と増えて見るのも楽しみになった。
でも写真はなかなかうまく写せない。
動きが早すぎるし警戒心が強力である。
今日も少し道直しと下の道路部分の落ち葉を吹き飛ばす作業をしていた。
それと同じく下の部分の、冬に切っていた栗の大木を細断して整理をしてようやく綺麗にした。
そうすると周りの木の風景が穏やかになった感じでスッキリする。
栗の木は育ちすぎて枝も良く伸ばして周りの木とバランスが悪い。
なんでも程々がいいのだ。

 今咲いている木の花と言うと小葉の三つ葉躑躅と山桜だが、一本だけあるムシカリの
白い花が仲間のガマズミたちに先駆けて咲いていた。
薄緑の木々の中で爽やかな感じで咲いている。
他には黒文字のグリーンの花が満開。
ここの白文字の花は今年はまるでダメ。
キブシは例年のごとく綺麗に咲いていて私が見直した木である。
地味なのに結構長く咲いてくれる。
大きな花蜂もこれに良く飛んで来ているのだ。
それと落葉樹の下に生えている深山シキミの眞白な花が満開。
まだ太陽が地面まで届くので今咲いているのだろうか?
他の野草たちも同じ感じかな?

 今咲いている野草の花としてはピンクで花の小さい小菫、葉の切れ込んだピンクの叡山菫、
葉の裏が赤紫の紫背菫(花はピンク)、白く花全体が丸くまとまった錦衣、ピンクの錨草、
白い深山カタバミ、同じく白い一輪草、青くて丸い花の山瑠璃草、長い花茎を伸ばす猿面海老根、
黒い花の延齢草等で、もう三角草や片栗は咲き終わっている。
今年の野草の咲く時期は例年と違い早い遅いがマチマチである。
でも春早めに咲く花は大体に小さくて可愛い。
まだ新芽の落葉樹林の下で太陽の光に照らされて輝いて咲いているのだ。
今日は事務所の庭で繁殖した立浪草を野草園にもって行って植えた。
今年は花の里の野草たちを山の別荘地の野草園に移動させようと思っている。
花の里の花壇は園芸用の宿根草たちが繁殖しすぎて野草を減らしているからである。
山は山で猪や兎や山鳥等が出て来て害をさせる。
野草たちは大変であるがなんとか増えてほしいと思っている私である。

   旧の野草園で咲いた錨草(いかりそう)


 帰りに日暮れ時、いつもの通り花の里で入浴していたがもうカエルの声が遠く聞こえて来た。
季節はどんどんと進みもう一年の1/3は済んでしまった。
この年月に取り残されないようにしなくっちゃ・・・

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