私の花図鑑          花の里日記  2016.10.1   302


              土曜日  (雨のち曇り)     豊かな自然林


 昨日も今日も雨。
梅雨頃からずっと異常な天気が続いている。
昼には雨が弱まったが細かい霧みたいな雨が降っている。
せっかくの土曜日だしと思い、雨が止むかなと期待して山の別荘地に向かった。
もう里山では稲刈りが半ば以上済んでいる。
彼岸花ももう終わりそうであるがまだ涼しくはない。
台風のせいでずっと南風が吹いていて湿気も多い。
山の別荘地の道には茶色の落ち葉が一杯で、なかにはドングリや芝栗の実もある。
走るとタイヤの下でバリバリと実が割れる音がする。
こんな割れた実は山鳩がつついて中の美味しい柔らかいとこを食べたりしている。
またドングリの小枝をオトシブミ(昆虫)が枝をかじって沢山落としてもいる。
また道の汚れものをブロワーで吹き飛ばさないといけないが。
山の林の下の地面には食べられるアブラシメジが沢山生えていたがあまりに多すぎて取る気にもならない。
小紫風船茸も少し生えていたし、また杉ヒラタケもそこらじゅう生えているがこれも食べる気にならない。
今年は珍しいキノコも生えていた。
これからは美味しいシイタケやムキタケ、ヒラタケがしっかり生えるであろうから期待がもてる。
それと今年はコウタケも食べたいがと思う。

 野草園に行き傘を差して歩いてみると、もうここでは野紺菊や紺菊、田舎菊が賑やかに咲いている。
湿地にはアケボノソウが上向きに眞白な花を咲かせているし、大文字草が渓流沿いの岩の上に咲いている。

         アケボノソウ    空に雲が一杯で暗く写った


キリンソウは乾燥気味の道端に花穂を横にして鮮明な黄色の花を咲かせている。
そうそう田舎の里の土手では嫁菜が薄青の花を沢山咲かせていた。
もうここの黄花秋桐が咲き終わり、買って植えていた青色の秋桐も花を見ないでもう咲き終わっていた。
元気の良いのはピンク色の南部薊位である。
夏の花は咲き終わっていた。
景色を眺めてのんびりしてると時間はもう3時頃で霧雨がわずか降るだけになってきたのでようやく林の茂った部分の木の間引きを始めた。
枝などを長い柄のノコギリで切ると上から枝葉についている水滴がぱらぱら落ちてくる。
帽子をして作業を始めた。
曲がった枝やら多すぎる種類の木を根元から切り、間引いていくと中々林も整ってきて見ても美しい。
それでいて遠くから眺めると依然と変わらない位に木は賑やかにある。
天然の自然はやはりたいしたものだと思った。
林を遠く眺めてみるともう木の葉が黄色や赤色になり始めている。
木々たちも今年の暑さには人と同じで少しまいったのかも。
紅葉の秋も近い。
それとこの雨で山法師の赤い実はより大きくなって柔らかく熟しているがその種が中に入っている割れ目(小さな穴)に小バエや蚊みたいな
虫たちが集団でたかって中の蜜をなめている。
こうなると私も気持ちよくこの実を食べるわけにはいかない。
ゲゲゲー、なかなか自然はおもうようにはいかない。

 ここにいると時に空の上を40〜50羽位の小鳥の集団が高く飛び回る。
暖かい南の国に移動している最中なのであろう。
ここの落葉樹林帯でしばし休憩して体を休めているのだ。
色々な種類の小鳥たちが飛び回るが空の上なので種類等の判別がまるでつかない。
私は事務所でグーグルのマップ(地図)を見て、ここの山の別荘地の空からのグーグルアースの写真を見てみると、ここは落葉樹林の区域
であり回りは針葉樹の林が多い。
近くの県の森林公園はこちらと同じで落葉樹林であり安心である。
せっかく私が維持してきた貴重な自然林であるので、これからもこの付近で1番の豊かな自然林をめざして整備していこうと思った。

        翌日(青空が少し見えた)に写したここの手入れした紅葉が始まりだした広葉樹林


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