私の花図鑑          花の里日記  2016.8.11   298


              木曜日  (快晴)   
      暇つぶし


 今年の8月はとても暑い。
日中は35度位になり太陽の下では軽い作業もしたくない。
それで西中国山地の涼しい渓流と日本海の澄んだ海で水浴をしていた。
他にはネットでのカラオケ。
映画もファンタジー的なものを見ていた。
テレビのニュース等も都知事選挙が終わると今度はオリンピック、高校野球と続き、かしましい。
それでテレビはほとんど見ていない。
暇なときはCD等で音楽を聴いて過ごしていた。
HPは昔に写していた綺麗な画像を探し整理してUPしていた。
パソコンの基本ソフトのウインドゥ10のアップをしかたなくしたがあまり使いやすくは無い。
いらぬお世話をしてくれるし広告も多い。
やはり使い慣れたほうが楽なのだが。
花図鑑のHPのサーバーも進化しているようで容量は使い切れない位ある。
それでもメールサーバーではウイルスメールを処理出来ないで沢山送りつけてくる。
いちいちこちらのウイルス対策のソフトが削除の表示をしてくる。
こんなウイルスメールは世の中に出回らないようにサーバーの会社がきちんと処理してくれれば良いのにと思う。
いやな世になったものである。

 今朝起きると気温は25度。
空気も雨が長いこと降らないからか乾燥して気持ちが良い。
窓の外を見ると庭の隅にはオシロイバナの黄色と赤い花が元気に咲いている。
暑さをものともしないで。
蜂まで来て蜜を探している。
ジンジャーは葉が少し黄色になっているがそれでも元気。
軽い風で尖った雑草のチガヤの葉が軽やかに揺れている。
空を見ると青い空に白い巻雲が湧き出ていて、燕は高く舞いそれはまるで初秋の空のよう。
盆が近くなると暑さもだんだんと目には見えないが衰えてくるのだろう。
今年ももう半ば以上過ぎてしまった。
人生は大いなる暇つぶしと言った先人がいたが、まさにその通りで私もあと少しの年齢となった。
あと少しだが、これからも暇つぶしは続く。
夢に生まれ夢を見ながら終わるこの人生か?
今朝CDを聞いていると若い頃に聞いた音楽が生き生きとその時の感覚を思い起こしてくれる。
リンダ ロンスタットのウェン・アイ・グロウ・トゥー・オールド・トウ・ドリーム(夢見る頃を過ぎても)とか
ボビー ゴールズボロのハニーとかワンダー ジャクソンのウェアリー・ブルース・フロム・ウェイテン等。
どれもゆっくりした歌ではある。
昨夜は玄関先でコオロギが鳴き始めた。
可愛い鳴き声ではある。
葉っぱ等を食べるのかも知れないが許さないと。

 今日は盆の墓の供花にするため、花の里の花を切る事にし出かけた。
急いで冷たい飲み物等をクーラーボックスに詰めて暑くなる中を支度し山に向かって走った。
山は暑さのせいか緑の輝きが薄れている。
その中に元気なものはヌルデの白い花位。
車のエアコンをつけないと暑くて走れない。
花の里は夏の花が賑やかに咲いているが長い期間の乾燥で元気が無い。
涼しくなる帰りに花を切る事にして山の別荘地に向かった。

 山では道の草を切っていた。
周りを沢山の虫たちが飛び回る。
今年の虫の発生はすごい気がする。
トンボや燕や小鳥などは食料が十分で呑気であろうなと思う。
この私もこの虫たちには大分馴れた。
噛まれないように注意しながら作業をする。
汗が出ると休憩してまた作業をする繰り返し。
野草園を見ないといけないので作業を中止して山を登っていると別荘地の購入者が炭焼きに来ていた。
そう言えば別に草木染めをする人がいたが最近は姿が見えない。
立ち話をして野草園に行くと、ここも乾燥がきつくて花の開花も遅れ気味。
湿地に植えた沢桔梗白いモミジガサの集団とヒゴタイの青い花が咲いている位で寂しい。
ここの道は上に大木の枝が沢山あり日陰になるので涼しい。
のんびり座って遠く森を眺め、また鳴くセミや小鳥の歌を聞いていた。
やはり夏なのでかカラスアゲハ蝶や鬼ヤンマ等が高速で回りを飛び回る。
野鳥は種類が増えて名前さえわからないものが多数いてこれも木の中を飛び回る。
林が成長するとここに生息する生物も変わるのかも知れない。
今日は4時間位作業して結構疲れた。

 帰りに花の里で元気の良いおいらん草やミソハギやオミナエシ、アメリカ菊等を切っていた。
切った花たちには熱い太陽の下にいけるのでごめんと誤っておいた。
花の里は盆近くなので別荘に訪れる人も来ていて賑やか。
いつものように入浴して疲れを落として帰った一日である。

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