私の花図鑑          花の里日記  2014.11.29   243

            土曜日  (晴れ)    初冬の山

 夜の雨は朝にはあがって今日は晴れている。
早速吉和の花の里に出かけた。
花の里は寒波が何度か来ていて宿根草たちはもう見事に枯れている。
対面する山のスキー場はコースに人工雪が撒かれていて白く光っている。
スキーの季節ももう近い。
私は数日前にこの枯れた茎を草刈り機で一応切断していた。
普通はこの刈った草が乾燥して軽くなってから集めて処分するのだが、この雨で乾いていない。
でももう冬も近く雪が降れば集める事も出来なくなるので、しょうがないけど集めにかかった。
労力は2倍かかるけど我慢して集めていた。
今年は雨が多くて極端に草が伸びて、また量が多く濡れていて燃やす事も出来ないので隅の木に下等に積み上げていた。
作業で体が疲れてきた頃に、丁度昼となったので昼食を理由に作業中止。
冷たく綺麗な井戸でくみ上げたここの水を飲んですっきりした。
もう年のせいか物事を根気よく続ける事は苦手になっている。
2〜3時間位作業を続けて少し休み、また別の事を始めると言う生活が丁度良い。
労働も半日が限度で、あとは物事をのんびり楽しむのが一番だと思っている。

                
花の里の今


 午後から山の別荘地に向かった。
山は少し気温が低いけど地面は落ち葉が一杯で茶色になっている。
落葉樹の木々は葉をすべて落としていて、樹間を通して遠くが眺められる。
ここは静かで気持ちが良くて地面に座って当分初冬の景色を楽しんでいた。
最近の作業は林の中を横断する歩道(獣道位だが)を作っている。
そこで今綺麗なのはブナやナラの木の下に集団で生えている深山シキミの赤い実である。
常緑の葉の濃い緑と赤い実の対比も面白く冬枯れの林を飾っている。

                深山シキミの実


その他の作業では林の中の倒れた木やら、また細くて風情の無い木等を伐採してすっきりさせている。
また都笹がほんの一部であるが繁殖し始めたのでこれも全部切っているがキリが無い。
私の会社で管理している瀬戸内海の中央にある周防大島にある別荘地でも矢竹(笹)が茂って刈るのに大変である。
笹や竹だけは私の天敵。
民家の庭でも放任していると茂る事があり草刈り機の歯もすぐに負けて駄目になる。
切った笹の根元も硬くで靴を傷つける。
笹類は少し生えている位だと風情があるのだが。
焚火もしながらのんびりと過ごす午後であった。
たまに小鳥の声もするがこの寒い山でよく生きているなと感心する。
いまはキノコもあまり無いので焼き芋でもすれば良いのだがその時間も無くて終わった一日であった。
普通の赤い芋は焼くとそんなに美味しくない。
子供の頃の経験で冬まで少し保存しておくと自然に甘くなってくる気がしているのだが。

 衆議院議員の選挙が始まる。
私の応援している維新の党の候補者がどうもこちらの地方区では出ないようだ。
日本の古い政治(社会)の構造改革をしてくれる人はこの地方区ではいない。
残念としか言いようがない。
政治も”社会変革の理想”に燃えた若い人が担って呉れると本当に嬉しいのであるが。
政治家になりたい人等は不要で真に国民の為に働きたい人が欲しいのである。

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