私の花図鑑          花の里日記  2014.6.22   229

         日曜日 (曇り)   夏至の翌日

 昨日の雨が今朝は止んで、どんよりした朝。
どうも雨の日には頭が重い。
今日は気分的には重さが中間くらいで天気予報を見ると一日中曇りのよう。
朝の政治ニュースを見てから、のんびりと山に向かった。
日曜日なので適当に車は多い。
弁当を買ったコンビニにもツーリングの中年ドライバーたちが数人休んでいた。
道沿いには藤木熊野水木泡吹の白い花が見られる。
またマタタビの白い葉や岩がらみ蔓紫陽花の花もまだ咲いている。

 花の里には別荘の利用者が多数来ている。
それぞれのんびりと庭の作業や散歩などを楽しんでいた。
雨上がりなのか緑は増して庭木や草花たちは大いに茂っている。
相変わらず花壇には蝶たちが舞い、子供たちは犬と遊んだり、網を持って蝶を追いかけたりしている。
そんな風景を眺めながら軽い昼食を取って山へと向かった。
今日は昨日の雨あがりが気持ちが良いのか、この地域の別荘群にも沢山と人が訪れていた。

 今日は山の野草園の道路の草刈りを主にしていた。
無舗装の道には春、西洋タンポポが集団で咲き、次は地しばりの黄色い花がまた咲き地面が綺麗であった。
今はオオバコの繁茂中でそれを主に刈っていた。
空はずっと曇っているが気温は20度程度で涼しく風も無い。
周りの山からは黒つぐみの囀りが大きく聞こえてくる。
鶯やヒヨドリたちの声もする。
遠くではカッコウやホトトギスの声もしている。
今日は特異日なのか鳥たちも気持ちが良いのかすごく賑やか。
おまけに熱い太陽光線が射さないので気持ちが良くて、また蚊やブヨも飛んでこない。
一年を通じてこんな気持ちの良い日はなかなか無いものだ。
野草園では通路沿いに繁殖したウツボ草の紫の花の集団が綺麗だ。
また濃いピンクの京鹿の子の花がその色も鮮明に咲いている。

       
靫草(うつぼぐさ)                                   京鹿の子

 
                 
 鳥足升麻
また白い鳥足升麻の穂状の花も咲きだしてそこそこに見える。
チダケサシの花はまだ先のよう。
ようやくここでもホタルブクロの白い花も咲きだしてきた。
バイケイソウの長い穂も見られて梅みたいな白い花が咲きだした。
この花が咲くころには葉が少し黄ばむのが面白い野草だ。
ウバユリも似ていて花の咲く頃には葉が黄色になるのが同じ。
アザミはまだ咲いており変異で白い花も交じる。
また水色の小紫陽花の花の集団も健在だ。
遅れて咲く山紫陽花の花も咲きだしてきた。
また園芸種の紫陽花の小花も咲いている。
木では瓜の木のカンザシ状の薄黄色の花が沢山枝から吊り下がり咲いている。
これは主に刈り残して10本ばかり残しているもので私の好きな木である。

   
     梅恵草                                      山紫陽花


今日は草刈りをしていてもそんなに汗が出ない日であった。
気分転換に花を探して道を歩いていると突然、叢からキューと言うような変な声がする。
眺めているとばっとそこから山鳥の5匹の若鳥と親の雌鳥が舞いあがり付近に逃げて行った。
もう雛もこんなに育っているのだ。

 今日はストレスの無い自然とのんびり過ごした一日であった。


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