私の花図鑑          花の里日記  2014.3.20   216

         木曜日 (曇り)   早春の花

 今日は曇っているが風も弱く薄日が射す朝であった。
前から思っていた事務所の庭の増えた宿根草を、荒れて原野化している田に植えてやろうと出かけた。
気持ち良くその株たちをそこに植えて水をかけておいた。
これで今年の初夏にはオレンジの花を沢山つけてくれるであろうと思った。
それから花の里に向かった。
向かう道ではそこそこの民家に白やピンクの梅の花が沢山咲いて風情がある。
黄色のサンシュユの株咲きも見れた。
梅の花は今年の開花が15日位遅れている。
ほんとうに今年は寒い冬ではあった。
万作の花は今年不良の年回りなのか、渓流沿いにわずかに寂しく咲いている。
猫柳の白い花穂もそこには少し見られた。
都会ではしだれ柳も緑の枝が垂れ下がる時期である。
他には山にヤマナラシの褐色の垂れ下がる花が咲いている。
これも南の暖地ではヤシャブシたちが緑の花を垂れているだが。

 田舎の民家の事であるが、そこには歯が抜けたように人の住まなくなった荒れた家が目立つ。
農地も山間部の山に入るとそこでは荒れている。
都会では過密が度が過ぎて人々はせめぎあって生活している。
どうにかして元に戻すような施策が必要であろう。
これには今までと違う革新的な制度がいると思う。

 花の里ではようやく雪が見えなくなり、スノードロップの白い花が満開であった。



またピンクの三角草やクロッカスの蕾が伸びている。
開花はあと少し。
それと木の下のクリスマスローズがおとなしく下向きにうつむいて咲いていた。
近くのスキー場は先週の日曜日が最終日だったらしく人影がなく静けさが戻っていた。
昼からは低気圧が迫って来たのか北風が吹いてきて小雨が降ってきた。
低温だと雪になるのだろうが今は小雨。
外は人ひとりと見えない。
遠く、上部が白い雪に覆われた冠山が見える。
コタツに入りのんびりと、静かな田舎のここの浅い春景色を楽しんでいた午後であった。



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