私の花図鑑          花の里日記  2013.7.25   198

         木曜日 (晴れ)   自然のバランス

 本格的な夏到来。
事務所の狭い庭でも白粉花の赤や黄色の花が咲きだした。
また雑草の中ではキリギリスがものうい鳴き声を出している。
それは夏らしく、やかましくなくて可愛いものである。
今日も仕事の合間を縫って山の手入れに向かった。
反対に考えれば遊びの合間に仕事をしているのかも。
年のせいがあるかも。
行く道ではもうネムの花も終わったようで、白い糊空木の花が咲いているばかり。
山全体が乾ききったようでなにか潤いが無い。
それでも渓流ではポツリポツリと釣り人がみかけられる。
そこは涼しそうで別世界かも。

 花の里は相変わらず花が一杯。
ブッドレアの黄色と紫の花も咲きだしている。
またムクゲの花も見られる。
この頃は百舌鳥が付近で繁殖した為かバッタの姿が減ってきた。
バッタ類が凄く繁殖して花壇の花を食べるので嫌であったが彼らが虫退治から私を解放してくれた。
花の里もようやく自然のバランスの中に存在してきたと思う。
もう一つ虫害として木の害虫のかみきり虫がいるが、この害はまだ引き続いている。
啄木鳥(きつつき)が来て食べて呉れればいいのだが、ここは森とは言えない花の里なので無理。
その退治には人の手が必要ではある。
ここも関東地方と同じで少し雨不足。
雷雨はきまぐれなもので花の里をまるで避けるように他の地域に降っている。
少し水撒きをしていた。
梅雨明け10日は雨が降らないと昔から思っていたが状況はなんとなく似ている。

 山ではいつもと同じように森の木の間引きをしていた。
時々大きな蝶や小鳥の姿も見られる。
まだ野鳥も時々鳴いておりセミたちもで、なんとなく風情はある。
これで地面が野草の花で満たされると天国になるのだがと思ったりする。
山の野草園では銀杯草と狐の剃刀、山ホトトギスが咲いていた。
花の少ない時に咲くのでこれは貴重な花たちだ。
また木の花では臭木のピンクの花が咲き、そこに黒揚羽や青揚羽が舞っている。
動けば暑く汗まみれ。
それでも日陰でじっとしていたら涼しい。
週に2回程度山で作業して汗を出せば体調は完璧。
山に生かされている私ではある。


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