私の花図鑑    花の里日記  2007.10.9   bW1

           火曜日   生活のリズム

 秋もようやくたけなわとなって花の里ではコスモスが全開となり、白やピンクや紅の花が秋の陽に照らされて輝き、まるで爽やかである。
長くて暑い夏もようやく収まった。
北からの秋風も吹いて近くの耕作を放棄した田ではススキの白い穂の群れがそよと揺れている。
また黄色の背高泡立草の集団も黄色に輝いている。
今年は天候異変を思わせて彼岸花の咲く時期が10日位遅れた。


植物の開花のリズム。
よく観察すれば変化の極みではある。
毎年として同じ花が同じように咲く事はない。
宿根草も植えた一年目は生き残る為だけ。
二年目は株を張りまあまあ咲く。
三年目は全開で見事に咲く。
四年目は茂り過ぎて花はそこそこ。
以後はだんだん消滅をたどり生き残るのみ。
種類にもよりクロコスミアなど野草を思わす
強健なものは2年目で全開に咲く花もある。

 私の健康度もバイオリズム(周期の波)があるのか始終変化する。
活動期と休眠期。
活動期には山で草刈りや木の伐採をしている。
またホームページもばりばり出来る。
ところが休眠期には何をしてもうまく行かない。
昼寝をしないと体がもたないし、また消化の良い食べ物を少ししか食べられないのだ。

 人の一生もそんな事で色々と変化をするものと思っている。
楽しく幸福な時期。
そんな時は仕事も恋も最高!金回りもいい。
また体調がどん底で病院に入院したり、仕事で多額の負債を抱えたりする事もある。
試験に落ちたりもする。
個人もバブルの時期や経済不況もある。
そんな経験を積み重ねると私はこう思う。
楽しい時期には周りの不幸な人を思い、社会福祉に協力したり、また自分がどん底になった時の事を思い自戒する。
不幸な時期には今がどん底だと思いこれ以上悪くなることは無いと思い、これからの上昇を思って何事にも頑張り挑戦し新しい展開を図っていく。
人の幸不幸も巡りめぐっている。
いつも自戒し他人を思いやるそんな人に私はなりたい。

 日本は大戦後どん底の時代があった。
そんな時代に私は生まれた。
そんな時先進国から色々な経済援助を長く受けてきて、今はなんとか先進国の仲間にかろうじて入っている。
日本は幸運だったと思っている。
今はそのお返しをしなくてはならない時である。
政府は近年に安全保障常任理事国に立候補したが他の多くの国から賛同を得られていない。
なぜか。
日本は大企業優先の経済援助しか、してこなかったからである。
一部の政治家や企業の利益しか図らず、実際の貧困な他国民の本当に必要な援助をしてこなかったからである。
他国から頼られる援助をするべきでアメリカや中国から何を言われようが本当に困った人が助かる為の確かな経済援助を草の根で行わなくてはならない。
後進国から万全の賛同を得られて初めて国際舞台で重要な判断が出来るものである。
これが日本のバイオリズムである。

    日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム