私の花図鑑    花の里日記  2010.2.14   123

 日曜日 (曇り)   
旧正月

 ここのところずっと暖かい日が続いている。
天気は日替わりで変化して低気圧が次々と日本の上空を通過している。
今日は起きると曇り空で夜には雨が降り始めると予報で言っていた。
久しぶりに山の様子でも見てこようと昼前に出かけた。
私の事務所から山の現地まで50分位なので行き易い距離である。
山村の風景を見ながら、しばらく走ると標高の高い峠位から、道そばに融け残した
灰色の雪の塊が見えてきた。
道には雪は無くて路面は乾いており走り易い。
今の状況は、普通は3月半ばの状態だなとか思って見たりする。
丁度今日は旧正月だし幸先良さそうな気がしてきた。
道そばの山榛の木(やまはんのき)にはチョコレート色の紐状の花がもう
沢山咲きかけていてぶら下がっている。

 山は少し影の部分では雪が5センチ位あるだけでブナの生えている頂上の部分まで
簡単に車で登れて安心した。
これなら今年も元気で山の手入れを続けられるなとつい嬉しくなった。
私の健康もこの山の贈り物かも知れない。
いつも知らぬ間に体を動かせてくれているのは、つらい時もあるが楽しいのが大部分。
今日も小鳥たちが木の間を飛び交いまた春一番の囀り(さえずり)を聞かせてくれている。
しばらく道の手入れをしていなかったので石ころが雪解けで落ちていたり、枯れ木の
枝が散乱しているのを取り除く。
すると日当たりの良い道そばにフキのトウが小さな緑の顔を覗かせている。
その緑の玉を数個集めて持ち帰ってきた。
七草ならぬ初フキミソでも作れそうだ。
帰りに花の里に立ち寄ってみたが宿根草や2年草はなんとか緑の芽を覗かせている。
雑草も芽生えており又今年も花壇の手入れが始まるなと思った。
まだクロッカスは芽を出していない。
寒波もまた来るかも知れないが今日は早い春を感じた1日であった。
今年も花さんたち。小鳥さんたち。よろしく。



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