私の花図鑑    花の里日記  2009.8.23   115

           日曜日   残暑の中、快晴

 昨夜早めに寝たので朝早く目覚めた。
室内の気温は20度で涼しい。
昨日は草刈りをしていて首のあたりがヌルデにふれたのか痒い。
子供の頃はかぶれがひどくて、あちこちに移っていたが今は耐性が出来たのか広がらない。
それでも3日位は痒さが残る。
外の草には朝露が降りて歩くと足が濡れて冷たい。
今の花の里は角虎の尾と蝦夷みそはぎがピンクの色を競って咲かせている。
秋カイドウもピンクでようやく丸い花を大きな緑の葉の上に咲かせた。

 今ここの野草は黄色の4cm程度の女待宵草と
白い茄子の花のような悪茄子が群れて花を咲かせている。
女待宵草は昼前にはしぼんで貧相になるが朝は綺麗だ。
草原では一応栽培しているアメリカ菊の青い花と女郎花の黄色、
それにルドベッキアのオレンジの花がそれぞれ群落を作り集団で花を咲かせて美しい。
緑の野芝と色が対比していて草原の良さがわかる。
地面には現の証拠の濃いピンクの花。
それに露草のスカイブルーの花。
それと犬胡麻の薄いピンクの花がはびこって咲いている。
また乾燥気味な場所には沢ヒヨドリが伸び上がって白い花をつけている。
また木に這い上がった葛が赤紫の房の花を大きな葉の間に見えたりする。
木陰の場所には盗人萩、釣舟草、
他の雑草は今年の雨で、元気良くはびこり空き地を蔽い尽くしている。
これも温暖化の影響か、酸素を作って空気を復元しているのだろうか?
ついこんな事も考えてしまう。
庭には黄色の花笠菊や青い桔梗、白の角虎の尾、サーモン色のアリストロエメリア、
それのキスゲや花魁草も咲き残り賑やか。
どれも草丈が目立って伸びているが。

 山のリョウブの白い花もとうとう終わり黄褐色に色褪せてしまっている。
今は臭木の白と紅の花だけが緑の森に咲いていて、黒い揚羽蝶が舞っているだけである。
日中は暑さばかりが目立って感じられ、日の射さない森の下でも
作業していると汗だくになってしまう。
野鳥の囀りも少なくて淋しい。
地面には白や黒のキノコがニョキニョキと覗いてビックリさせる。
おまけに田舎なので牧場が近くに多いせいかアブも多い。
顔の周りをブンブンと飛び回りおっても逃げようともしない。
そんな夏の終わりの森の一日である。



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